将来の夢のために、子どもと関わる活動に積極的に参加しました。

中村 彩香さん(食品栄養学科 4年)

私は養護教諭になりたいという夢があり食品栄養学科に入学しました。しかし、講義を受けて普通の学生と同じ生活をしているだけでは子どもと触れ合う機会はほとんどありませんでした。そのような中で子どもと接する機会はないだろうかと探していた時、LACのことを知りました。LACでは学生の自主活動のサポートをしており、いくつかのボランティアも紹介していたため、私も気軽に参加することができました。活動を通して、いろいろな学科・学年の学生や先生と接することができました。そのおかげで視野も広がり、様々な角度から物事を考えられるようになったと思います。


私はLACを通じて、被災地復興ボランティア、サマーカレッジ、大原小ウィンターカレッジ、小中学校での学習支援、Heartful Sweets(ドナルドマクドナルドハウスでのお菓子作り)等たくさんの活動に参加し、中でも石巻市立大原小学校での学習支援に一番力を入れて取り組みました。食品栄養学科は毎日講義が充実しているため、自由な時間を作るのはとても難しいことでしたが、夏休みや春休みといった小学校と休みが重ならない時期を有効活用し、講義の課題もきちんとこなしつつボランティアへ通いました。


大原小学校は石巻市にある牡鹿半島の海沿いにある小さな小学校で、石巻駅からバスで約1時間のところにあるため、前日に石巻市内に宿泊し、朝早くに出発して学校に向かいます。私は2年生の頃から学習支援に通っているのですが、頻繁に行けるわけではなかったため、子どもたちに名前と顔を覚えてもらうのに時間がかかりました。しかし、継続して通うことで確実に子ども達や先生方とコミュニケーションをとり、少しずつ信頼関係を築くことができてきたように思います。
子どもたちにとって私たちは「たまに来る顔見知りのお姉さん」ですが、勉強のサポートをしたり遊び相手になったりすることで、「また来てくれたんだね!」「次はいつ来るの?」「明日は?」と、とびっきりの笑顔で、自分から話しかけてくれるようになりました。私は2年半の間子どもたちを見てきましたが、行く度に成長している姿を見るのがとても嬉しく、時には感動して泣きそうになることもあり、何としてでも時間を作って大原小学校に行こうという気持ちで過ごしてきました。
継続して小学校に通うことで、先生方から「こんな授業をしてほしい」と頼まれることもあり、私たちに任せてくださっているということに感激し、続けてきて良かったと改めて感じました。学生生活でしかできない事を全力で取り組めたと思います。


LACではたくさんのボランティア活動のサポートをしていただきました。子どもたちに関わるもの以外にも参加できる活動はたくさんあります。私たちは決して一人で行動しているわけではありません。ボランティア活動もたくさんの人々の協力があって成り立っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ホームキャンパスライフ > 学生の自主活動 (リエゾン・アクション・センター) > 卒業生の声 > 伊藤真奈美さん