5月の心理学コラム:仙台あるある、早く知りたい(担当:瀧澤 純)

2023/5/10 >> 役に立つ!!心理学コラム

瀧澤純です。この4月に赴任した認知心理学の教員です。私はこの3月までは秋田市に住んでいました。今回は宮城県と秋田県の方言について気づいたことを書きます。

まず、同意する意味で使う「んだ」や、「そうそう」とあいづちをうつ「(ん)だから」は、仙台でも秋田でも共通して耳にします。一方で、「んだっちゃ」は仙台では耳にしますが、秋田では聞かないです。東北の方言にもバリエーションがあるわけですね。

方言のイメージを調査した研究はいくつかあるのですが、宮城県と秋田県は「東北地方」ということで一つのグループにされがちです。回答者自身が話す方言についてのイメージ評価から、東北弁は東京弁と比べて感情が豊かだと評価されるものの、知的に高いとは評価されないことがわかっています。でもこれは1980年代の研究ですので、現代では結果が変わるかもしれません。

ちなみに、秋田には方言以外にも独特な文化があります。コンビニで食品を買うと(お願いしていないのに)お手拭きがついてくるとか、修学旅行中の児童生徒を応援するテレビCMが流れるとか。仙台の文化も知っていきたいです。

運転席から見た秋田市の夕日(筆者撮影)

 

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