2月の心理学コラム(担当:工藤敏巳)

2011/2/27 >> 役に立つ!!心理学コラム

「負けの代表」
9月のコラムではアジア大会ソフトテニス競技でのサポート活動について書きました。今回は競技戦績を報告したいと思います。女子は団体戦・個人戦ダブルスで金メダル、個人戦ダブルスで銅メダルを獲得しました。男子については団体戦が銀メダルで惜しくも金に届きませんでした。個人戦ダブルスでは銅メダル2つ、個人戦シングルスでは銅メダルを獲得しました。

女子団体戦で金メダル!!

男子団体戦ではあと1点取れば金メダルという状況で、国際的なメジャー大会が初めてとなる中本選手(大学3年)がシングルスに登場し、マッチポイントを4本握っていながらも最後の1点が取れず、逆転負けを喫してしまいました。結局、銀メダルでした。応援に駆けつけてくれていた福井烈氏(元プロテニスプレイヤー、JOC理事)からは「この1点を取るために何年も努力しなければならない」と厳しいコメントをいただきました。また、翌日ベンチを訪れた市原則之団長や橋本聖子氏(冬季アジア大会団長)からは労をねぎらう言葉をいただきました。

 

周囲の方は銀メダルの獲得は素晴らしいと思われるかもしれませんね。しかし、選手にとって銀メダルは所謂「負けの代表」ですから、過去に経験したことのない悔しさを味わったことでしょう。選手が世界のトップに達していく過程で全く負けないで成長することは考えられません。幾度かの負けを繰り返し、頂点に達していくのです。そう考えると、今回の惜敗は金メダル獲得に向けて最高のモチベーションで始動できる最良の機会だったに違いありません。

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