Archive for 12月 31st, 2017

12月の心理行動科学科

2017/12/31 >> 今月の心理行動科学科

朝晩の冷えが厳しくなってきましたね。12日には仙台で今季初の積雪を観測しました。

 

12/12は学科の忘年会。教員も学生も皆が一緒に食事を囲んで語り合いました。

 

12/16(土)の午後、仙台市市民活動サポートセンターで学科教員6名による「合格を勝ち取るための心理学講座」が開かれました。

それぞれの専門から受験生の役にたつ心理学をレクチャーする企画です。

ケアレスミスを防ぐ、焦りをコントロールする、ストレスに打ち勝つなど、すぐにでも活用できそうな、いろいろなヒントを聞くことができました。

12/26で授業は終わりますが、4年生は卒論仕上げ作業で年末年始も忙しそうです。

 

12月の心理学コラム「大橋のTwitterから」(担当:大橋智樹)

2017/12/31 >> 役に立つ!!心理学コラム

私はTwitterで意見を発信しています。今回はその一部をご紹介しましょう(一部改変)。

◆市民の声「救急隊員が、自販機で飲み物を買っていた!」
「何が悪い?」とネットあきれ|https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0105/jc_180105_3510325518.html
この件では,問い合わせた人の行動とそれを受けた自治体の反応それぞれについて,良い/悪い評価が加えられる。しかし,個別の行動については様々な事情があるのだから,それらについて何も知らない人が,白か黒か決めつけて主張したり,自分と結論が異なる人を否定したりするのは無意味なのだ。
個別の事例は単に一つの事実に過ぎない。それを深掘りするのではなく,そこから一般化した内容について議論をしよう。今回の件なら「勤務中の公務員が一見するとその人の任務と無関係に見える行動をした際に,それについて疑問を感じること,問い合わせをすること,それに自治体が答えることの是非」となる。こう書けば,そのどの行動にも問題がないと分かるだろう。疑問を感じることは責められることではないし,そこから不正が発覚することだってある。疑問を感じたら遠慮なく問い合わせればいい。問い合わせを受ければ,自治体に限らず社会的責任の大きな組織は答える義務がある。
少しくらい「しょーもない指摘」があっても,それはこの社会にとって必要なコストなのだ。そのコストを惜しむよりも,疑問を感じたら誰でも気軽にそれを口にすることができ,多くの人にとってしょーもない指摘であってもそれに丁寧に対応する自治体がある方がずっと良い。そして,一見すると任務とは無関係に見える行為であっても,それが必要ならば,胸を張ってすればいい。コソコソなんてしなくていい。堂々とどうぞ。誰か疑問を感じるかもしれないし,指摘する人もいるかもしれないけれど,別の誰かがちゃんと説明してくれるさ。私はそういう社会の方が好き。

大橋のTwitterはこちら:https://twitter.com/OHASHITomoki