Archive for 2月, 2017

2016年度木野ゼミ『卒業研究』

2017/2/18 >> 学生による実践研究成果

2016年度の木野ゼミ『卒業研究』の成果を,2016年2月19日(日)に東北電力グリーンプラザ アクアホール(電力ビル1階)で開催した「MG-Pスクエア」において報告しました。

研究の概要と発表当日に使用したポスターを以下に掲載します。

 

● 発表1 ●

娘は母親の短所を見習う?反面教師とする?-母娘間における仮想的有能感の類似性に関する検討-(pdf: 約1126KB)

・発表者: 伊藤菜緒・遠藤萌・川崎彩香
・概要: 親子間での性格や行動は,類似する側面とそうでない側面があるとされます。筆者らは、親子間で、性格の否定的側面が似てしまうことがあるように感じ,その一つの面として,仮想的有能感をとりあげて検討しました。母娘のペアデータによる検討と(研究1),精神的自立の様相により,娘による母親の認知像と娘の自己評価の関連の仕方が異なるのかの検討を行いました(研究2)。

 

 

● 発表2 ●

友人によって自分のキャラや話題を変えるのはなぜ?(pdf: 約1013KB)

・発表者: 長澤ゆい
・概要: 女子大学生の友人関係,なかでも状況に応じた切替に焦点をあてた研究を行いました。状況に応じた切替には,友人によって自分のキャラや話題を変える傾向(自己切替),状況によって友人を切り替える傾向(対象切替)があります。これらの切替が行われる背景を,賞賛獲得欲求および拒否回避欲求の観点から検討しました。

 

2月の心理学コラム(担当:佐々木隆之) カタカナ表記の話 その1

2017/2/15 >> 役に立つ!!心理学コラム

日本の芸能人でカタカナ表記のタレントは少なくありませんが、その中でちょっと気になる名前があります.EXILEとGENERATIONSの関口メンディ,ジャニーズ事務所の社長のジャニー喜多川などです.アルファベットで書くと,関口メンディはMandy Sekiguchiでありジャニー喜多川はJohnny Kitagawaとなります.メンディはマンディ・ムーア(Mandy Moore)と,ジャニーさんはジョニー・デップ(Johnny Depp)と同じつづりです.また,アグネス・チャンさんとジャッキー・チェンさんは,ともにChanさんです.このような表記の違いが起こる理由の一つは,日本語と外国語で母音が一対一に対応していないことです.共通日本語には5つしか母音が存在しないため,倍以上の母音がある英語の発音を日本語に当てはめるとき,きれいに対応するわけではありません.マンディともメンディとも聞こえる音があるため,表記の違いが起こるのです.もう一つの理由としては,日本語のひらがなやカタカナ表記と違って,アルファベット表記の読み方が多様だということがあります.英語の辞書を見ると,多くの単語に複数の発音が書かれています.どの発音を選ぶかによって、対応するカタカナが違ってくると考えられます.
母音の数といえば,琉球語の中には母音が3つしかない方言があります.また,東北地方の方言の中には,発音上「し」と「す」,「ち」と「つ」が区別されない例があり,発音される母音の数が表記される母音の数より少なくなることがあります.母音がどのように認識されるかも,心理学的に興味深いテーマの一つとなっています.

今年も卒論が完成しました.

今年も卒論が完成しました.

学年末が近づいてきました.4年生は卒論も仕上げ,社会へ出る準備や学生生活の最後を楽しむことに忙しい毎日を過ごしています.立派な社会人として巣立っていくことを祈念したいと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月の心理行動科学科

2017/2/1 >> 今月の心理行動科学科

2017年が明けました。
皆さんにとって良い年になりますように。

大学は1/5から授業を開始しました。
1/11学科就職支援企画として、講師を招きマーケティングリサーチについて話をしていただきました。
1/16は卒業論文の提出締切日です。4年生は提出後、1/21の卒論発表会に向けて資料作成や発表練習を行います。

1月中に4年間使用したロッカーの鍵を返却し、学位記授与式の文書が学内に掲示され、学生生活の終わりを実感します。
この月は期末試験、レポート提出と1,2,3年生にとっても忙しい時期です。

来月2/19は電力ビルグリーンプラザで学科企画P-スクエアが開催されます。どうぞお楽しみに。