2月のリレーエッセイ(木野ゼミ2年 渋谷美月さん)
2019/2/19 >> 在学生によるリレーエッセイ
こんにちは。木野ゼミ2年の渋谷です。
テストも終わり春休み。ホッとしているところです。同時にあっという間に学生生活の折り返しを迎えようとしており、時の速さを感じる今日この頃です。
さて、私たち木野ゼミでは、この1年間、書籍や研究論文を読みながら感情心理学に関する学びを深めてきました。また、後期には「ほめ日記」の効果を調べる先行研究にヒントを得て、3班に分かれてグループ研究も実践しました。計画立案、仮説設定、分析、考察と進めていく中で、最初にしっかり計画を立てることが内容の濃い研究へとつながると気づき、分析では今年学んだ「心理統計法概説」や「心理統計法実習」の知識が活用でき、復習にもなると感じました。各班の研究成果はゼミの最終回で発表し、他の班がどのように研究を進めたかを興味深く聴く良い機会となりました。
17日には、エルパーク仙台で行われた学科の公開発表会(MG-Pスクエア)で、ゼミでの成果を発表しました。一般の方々に私たちの研究成果を聴いていただく機会があることはとても嬉しいことです。オープンキャンパスや大学祭など、心理学や学科に関心を持って下さる方々との関わりを今後も大切にしていきたいと思います。
4月からは3年生! 卒論や就職についても少しずつ考えていかなくてはなりません。就職に関しては大学で行われる企業の方を招いてのセミナーやインターンシップにも積極的に参加し、卒論に関しては今回のゼミ研究で学んだ研究の進め方を基に、簡潔にポイントを押え分かりやすくまとめることを意識して良いものが書けるよう、3年での学びを大切にしていきたいです。

MG-Pスクエアでの発表の様子
2月の心理学コラム(担当:佐々木隆之)
2019/2/12 >> 役に立つ!!心理学コラム
目と耳の関係
「百聞は一見に如かず」ということわざがあります.百回聞くよりも一回見る方が確かだという意味ですが,目と耳の関係をよく表しています.見えるものと聞こえることが食い違っているとき,われわれは見えるものに頼る傾向があります.これを「視覚優位」と呼びます.視覚優位の代表的な例が,「腹話術効果」です.腹話術で,声は腹話術師の口から出ていますが,人形の口から出ているように感じられます.いっこく堂さんのような神業では,人間の口は全く動かず,人形の口が動くので,動いている口に音声の方向が引き寄せられるのです.パペットマペットさんの場合,口元だけでなく顔全体を隠してしまっていますが,それでも目をつぶれば人形の口ではなく人間の口から声が出ていることがわかります.
心理学の実験では,話している顔の映像の口と音が出ている音源の方向が10度違っても,口から音が出ているように聞こえる,つまり映像優位という結果となっています.20度違うとさすがに口から出ているようには聞こえなくなります.これは,実験室の中でのことであり,疑いを持って判断した結果です.日常生活では,映像に引き寄せられる効果はもっと大きいものです.例えば,大きな教室で,スピーカが横にあっても,先生の声は先生の口から聞こえるように感じられるのです.
このように,空間的な判断は視覚優位となっていますが,時間的な側面は,聴覚優位となる場合があります.ダブルフラッシュ錯覚がその代表的な例です.短いフラッシュが1回光るとき,短い音が2回提示されると,フラッシュも2回点滅したように感じられるという錯覚現象です.音に光が引き寄せられています.耳もやればできるということで,がんばっています.
4年生は1月中旬に卒論を提出し,社会に出る前の最後の学生生活を過ごしています.毎年この時期の思うことですが,卒業しても社会の荒波に負けず活躍してほしいと願っています.

卒業生と食事に行ったら,ドルチェの皿に,シェフが宮城学院の校章を描いてくれました. 感激!‼
1月の心理行動科学科
2019/2/1 >> 今月の心理行動科学科
2019年が明けました。皆さんにとって良い年になりますように。
大学は1月5日から授業を開始しました。
1月16日は卒業論文の提出締切日です。4年生は提出後、休む間もなく1月26日の卒論発表会に向けて資料作成や発表練習を行います。
1月中に4年間使用したロッカーの鍵を返却し、学位記授与式の文書が学内に掲示され、学生生活の終わりを実感します。
この月は期末試験、レポート提出と1,2,3年生にとっても忙しい時期です。
来月2月17日はエルパークギャラリーホールにおいて学科企画MG-Pスクエアが開催されます。どうぞお楽しみに。
1月の心理学コラム:スポーツサイエンスラボ設立(担当:工藤敏巳)
2019/1/26 >> 役に立つ!!心理学コラム
昨年11月に本学における体育・スポーツの振興を推進することを目的として「スポー
ツサイエンスラボ(通称:スポラボ)」が立ち上がりました。
http://www.mgu.ac.jp/main/spolab/
スポラボは、以下の業務を遂行し、その責務を果たします。
①スポーツを通じた本学と高校との連携
②本学のスポーツ系サークル活動の振興
③本学の体育・スポーツに関する資源の地域開放
早速、今年になってソフトテニス講習会を開催し、地域の中高生、指導者の方と交流
しました。1月27日(日)の第3回目の講習は「心のスキルを高める」という内容で
す。具体的には、目標設定、集中力、リフレーミングなどについて解説します。第1,
2回目講習会の受講者には小学生の頃からジュニアチームに所属しソフトテニスを継
続してる方がいました。彼女らのボールコントロールには素晴らしいものがありま
す。しかし、お話を聞いてみると心理的な部分についてはよく理解していないようで
す。ソフトテニス競技に限らずスポーツ競技の結果を左右する要因には、技術、体
力、戦術の他、心理的要因があります。第3回では、そういう部分に振れてみたいと
思います。
また、第4回目はスポーツ栄養学に関する内容、第5回目はコンディショニングに関す
る内容です。まだ、申し込みを受け付けていますので、興味のある方は以下のサイト
(http://www.mgu.ac.jp/spolab/st.html)から申し込んでください。
1月のリレーエッセイ(友野ゼミ3年 前田奈々穂さん)
2019/1/23 >> 在学生によるリレーエッセイ
こんにちは、友野ゼミ3年の前田奈々穂です。先日1月20日は、一年の中で最も寒い時期と言われる大寒でした。クリスマス、お正月と冬のイベントが一気に終わり、気分はもう春休みに向かっていましたが、まだまだ寒さは続きそうです。
さて、期末テストもそろそろ始まる時期となり、さらに3年生の私たちは就職活動もいよいよ目前まで迫っています。焦りや不安でどこか落ち着かないような気分になることもありますが、そんな時に何でも話せる友人のありがたさを改めて感じています。
最近は友人とカフェ巡りをすることにハマっていて、おいしいケーキと温かい紅茶で話に花を咲かせるのが毎回の恒例です。

写真は最近行ったカフェでの一枚です。アンティーク家具が印象的な店内では、可愛らしい猫ちゃんも席まで遊びに来てくれて、見てるだけで心が和むような癒しの空間でした。
テストにレポートに就活にと毎日何かと追われるような日々ですが、こうしてひと息つく時間も大切だなと思います。
穏やかな陽気の訪れと、大きく花咲く春の到来を祈りつつ、この寒さをも楽しみながら冬を乗り越えていきたいですね。


