Archive for the ‘イベント報告’ Category

キャリア支援企画(5)「卒業後の人生と心理学」を開催しました

2016/12/22 >> イベント報告

12月19日(月曜)5校時,学科1年生および2年生を対象に,キャリアデザインセミナー「卒業後の人生と心理学~心理学を卒業後の人生に活かす~」を開催しました。

本セミナーでは,学科教員が,一般に心理学を学んだ人が選択する進路にはどのようなものがあるのか,本学科OGの進路の具体例について,そして,卒業後の進路決定のために学科ではどのようなサポートをしているのかについて話しました。

また,本学科では,心理学の専門的知識を身につけて卒業していきますが,その学びの中で獲得できるスキルや知識についても具体的に解説しました。

参加した学生たちからは,進路選択の幅が広がった,これから学科で学ぶ意欲がより高まった,進路支援の制度が整っているので安心した,これからの自分のことをこの冬休みにしっかりと考えてみたいなど前向きな感想がありました。

今後の学生生活を一層豊かに過ごしていって欲しいと思います。

(木野記)

キャリア支援企画(4)「大学院進学と臨床心理士への道」を開催しました

2016/11/30 >> イベント報告

11月28日(月曜)の4校時に,現在 臨床心理士として学校現場でご活躍のOGをお招きして,キャリア支援講演会を開催しました。心理行動科学科に入学してくる学生の中には,カウンセラーを将来の進路の一つとして志望している学生もいます。そこで今回は,仕事の実際や仕事に就くためにどうしたらいいのかについて,具体的なお話を伺う機会をもうけました。

ゲストにお招きしたのは,今野さんです。
心理行動科学科の前身である人間文化学科「心理学ゼミ」を2006年3月に卒業されました。その後,大学院に進学して,臨床心理士資格を取得され,現在は宮城県のスクールカウンセラーや本学学生相談室のインテーカーとしてご活躍の先輩です。
今回のナビゲーターは,今野さんの在学時の指導教員である大橋先生でした。

お話は,大学時代の学びから,大学院進学を決めるまで,大学院進学のためにどれくらい勉強をしたのかから始まりました。当時は人間文化学科の幅広い学びの一つとして心理学を学ぶカリキュラムでしたので,大学での勉強と並行して独自に進学のための勉強をされたそうです。親からのプレッシャーもあったとか,その付き合い方もお話いただきました。大学院に進学してからは,臨床心理士の4つの仕事をになうために必要なことを2年間で勉強します。実習や修士論文のこともお伺いしました。
そして,カウンセラーとしてのお仕事の実際について,職場環境や待遇のこと,クライエントの人生と関わる大変な仕事であることやそこにどんなやりがいがあるのか,自己研鑽をつみ続けていらっしゃること,さらには仕事と家庭の両立などもうかがいました。

新しい国家資格の公認心理師の動向についても,今わかっていること,学科としての対応方針についても,ナビゲータの大橋先生からご説明がありました。

学生たちの感想の一部をご紹介します。

  • 難しい仕事だとわかったが,やりがいもある仕事とわかってよかった。
  • 視野が広がった。
  • 大学院進学を考えているので,今できる勉強をしっかりしておこうと思った。
  • 資格取得のために自分で勉強をし続けて,自分で決めた仕事を何年も続けられていて,すごいと思った。
  • 心理行動科学科に独立して,専門的に心理学の勉強ができるようになって,自分たちは恵まれた環境で勉強しているのだとわかった。ありがたいことだと思った。

参加した2・3年生にとって,これからの進路を考えるための貴重なお話を伺うことができました。

(木野記)

11月の心理行動科学科

2016/11/30 >> 今月の心理行動科学科

街路樹の葉が落ち、最高気温が10度をきる季節になりました。
11/12(土)推薦入学試験が行われました。
11/23(水)勤労感謝の日。仙台駅前アエル2階アトリウムにおいて「ココロサイコロ2016」が開催されました。学科の1年生が3班に分かれ、入学後から取り組んできた研究をパネル発表しました。
今回のテーマは「スポーツ観戦の心理学<楽天イーグルスとのコラボ!>」・「仙台市地下鉄をより身近に-利用者マナーを通して‐」・「義援金を寄付する心理 in 2016」です。
足を止めた方に声をかけ、パネルの説明をし、質問に答える。この経験がこれからの学びに活きていくことでしょう。

キャリア支援企画(3)「社会人4年目。これまでとこれから!」を開催しました

2016/11/26 >> イベント報告

11月22日(火曜)の4校時に,社会人4年目の学科OGを2名同時にお招きして,キャリア支援講演会を開催しました。

今回のテーマは,「社会に出て働くってどういうことなんだろう? 体験談をもとに考える」でした。

ゲストにお招きしたのは,本学科3期生(2013年3月卒)の阿部さんと齋藤さんです。それぞれ,株式会社山善,株式会社サトー商会で,営業事務のお仕事をなさっています。「後輩たちのためになるなら是非体験談を話したい」という熱い思いの先輩方に,インタビュー形式でお話をうかがいました。

ナビゲーターは,キャリア支援センターの森さんです。本学科の就活生の心強い味方で,お二人の就活も応援してくださっていました。

お話の内容は以下の様なものでした。
まずはお仕事のことについて,職場ってどんなところか,入社直後のカルチャーショック,それをどう乗り越えてきたのか。入社1年目の心得,職場の人間関係術,職場の裏側まで,普段はなかなか聞けないようなお話を伺いました。
タイプの異なる二人の先輩のお話でしたが,その中に共通する要素があったと思います。仕事への責任感と,そして困ったときは人に尋ね・相談する勇気です。自分の仕事がうまくいかないとどんな迷惑がかかるのか。そうならないようにするには,困ったことは職場の人に尋ねたり,相談したりせざるをえません。お二人から共通して出てきたのは「チーム」で働くということでした。

この他,就職活動のことも振り返ってもらいました。お二人は,アプローチした企業数も違えば,内定を得た時期も違います。それぞれ,どんな風にエントリー企業を絞り込んでいったのか,就活必勝法!面接対策!などを教えていただきました。そして「内定がゴールじゃない」の一言には,社会人4年目の先輩だからこその重みがありました。

最後に,学生時代に学んだ心理学が職場でどのように役立っているのかについてのリアルなお話や,先輩方の今後の人生設計についてもうかがうことができました。

卒業まであと4ヶ月の4年生のみならず,2・3年生も参加していましたので,これから始まる就活への取り組み方や,今後の学科での学びの重要性についても改めて考える機会となりました。

(木野記)

「ココロサイコロ2016」を開催しました。

2016/11/25 >> イベント報告, ココロサイコロ

学科企画展「ココロサイコロ2016」が、今年も11月23日(水・祝)にAER2階アトリウムにて開催されました。本企画は、学科の1年生が半年かけて研究した成果を広く一般の皆様に向けてご報告するもので、今回で10回目を数えます。

 

当日は、前日と比べて気温が急激に下がり、夕方には雪が舞い散るような寒さとなりましたが、のべ300名ほどの方にご見学いただき、外の寒さを吹き飛ばすような熱い質疑応答ができました。一般の方以外にも、保護者の方や本学科に来年度入学予定の高校生、卒業生や在校生、教職員など、縁のある方々にも多数お越しいただきました。ご見学いただいた皆様には、学生たちの発表に真剣に耳を傾け、貴重なコメントをいただきましたことに感謝申し上げます。

 

学生たちは、この日のために前日まで(当日も!?)一生懸命準備に取り組んできました。発表に至るまでの間には、楽しいことだけではなく、うまく行かずに思い悩んだことも色々あったかと思います。また、いざ発表が始まると、最初のうちは緊張したり、自分の考えがまとまっていなかったりして、うまく説明できなくて悔しい思いをしたかもしれません。しかし、何度も説明するうちにだんだん上手く話せるようになり、表情も良くなっていくことが見て取れました。皆さん、1UPしましたね!学生たちには、今回の経験を今回だけで終わらせるのではなく、今後の学びに繋げていって欲しいものです。

 

最後に余談ですが、私が担当した班は今年も義援金を集めました。その結果、合計41,231円が集まり、そのうち宮城県に36,923円、熊本県に4,308円をそれぞれ寄付しました。多くの方々にたくさん募金していただきましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

(友野隆成記)