大学生活は自分でつくるもの

大友 麻衣さん (2016年 食品栄養学科卒)

私はMG-LACで2つの団体に所属していました。

1つ目は「spⓡt a you」という団体です。この団体はスポーツ栄養に興味・関心がある食品栄養学科の学生が集まり、スポーツ栄養に関する勉強会を開いたり、他大学との交流を通して、学びを深めています。

私がスポーツ栄養学に興味を持ったのは、高校1年生の時に開催された“2010年サッカーワールドカップ南アフリカ大会”です。当時ソフトボール部だった私は、テレビに張り付いて日本チームを応援しながら、同じ競技者として、「この選手たちは外国でどんな食事をしているのだろう」、「自分だったら、日本食を食べないで試合に出るなんて無理だ」と思いました。調べてみると、世界大会には管理栄養士がチームに帯同し、選手の栄養管理をしていることが分かり、そこから私は栄養学に興味を持ち、大学ではスポーツ栄養学について勉強したいと思うようになりました。これが私とスポーツ栄養学の出会いです。

しかし、宮城学院に進学が決まったものの、食品栄養学科ではスポーツ栄養学について学べるカリキュラムがありません。残念な気持ちでしたが、入学後すぐに私は“スポーツ栄養学に詳しい先生が今年から宮城学院に赴任されたらしい”という情報を聞き、なんとかしてその先生に会わなければという思いから研究室をノックしました。その先生は、その後私の所属するゼミの指導教員となる丹野久美子先生です。丹野先生にスポーツ栄養学を勉強したいと伝えると、私以外にもスポーツ栄養学に興味・関心がある学生が沢山いることが分かりました。勉強したい学生がいるのに勉強する場がない…そのような経緯から、私が大学1年生の夏に、spⓡt a youが発足しました。以降活動を続けて、4年間自分の好きなことを勉強することができ、本当に充実した時間を過ごすことができました。

2つ目は、大学3年生の時に新たに加入した「宮城学院女子大学 Golden Z club」です。この団体では、被災地を訪問し、取材をして自分たちで記事を書き、その記事を外国人向けに英訳する活動、あるいは、大学祭では女性の自立支援のための募金活動を行いました。

どちらの団体も自分から行動を起こしたことで、たくさんの友達や先輩、後輩、先生方に出会うことができ、縦にも横にも繋がりが広がりました。そのキッカケは間違いなくMG-LACです。今では出会った方々なしでは大学生活を語れないほど、私にとって大切な人ばかりです。不思議なもので、繋がりはどんどん広がり、気づくと自分の世界も広がっています。MG-LACを通した活動で学んだことはたくさんあります。そして、そこで出会った方々こそが本当に大事なのではないかと思うのです。

大学生活は自分でつくることが出来ます。時には納得できないことも悔しいこともあると思いますが、笑い話が出来るほどの失敗をして自分だけの大学生活をつくってください。

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