宮城学院女子大学では、2015年4月の入学者からすべての学生に対して「MGUスタンダード」を実践しています。
「MGUスタンダード」は、3つの柱から構成されています。重視するのは、まず学生の知的好奇心や探究心にどこまでも応える環境づくり。そして、実践を通して身につけた専門性を深く掘り下げ、確かなものとしていく成長のサイクル。さらには、目標を持って学ぶ学生を支援するためのさまざまな制度作りや実践教育の充実にも力を入れていきます。
それは、どの学科に所属していても、それぞれの専門分野を探究する際の礎となり、社会に出てからもあらゆる課題や困難に立ち向かう強さとなるでしょう。宮城学院女子大学は、女性が自立し、自らの力で輝くためのあらゆる努力を惜しみません。これからも良質な人間教育を実践していきます。
大学は学問を究め見識を深める場ですが、宮城学院女子大学は、さらに学生一人ひとりが、自らの将来にふさわしい生き方を見つけることのできる場でありたいと願い、そのための幅広いカリキュラムを用意しています。「キリスト教学」「キリスト教と現代社会」「音楽の世界」「女性と人権」「社会保障と福祉」(1~3年次・必修)、「ライフワーク論」(3年次・一部学科必修)、「キャリア形成論」(4年次・選択)など、女性として生きがいをもって生きるために、歴史や制度、職業など多様な側面から学びます。
国際化が急速に進展している今、これまで以上に、柔軟な国際感覚やコミュニケーション能力を備えた人材が求められています。また、高度情報社会で活躍する社会人にとって、コンピュータ技能は欠かせないスキルのひとつといえるでしょう。そのため宮城学院女子大学では、大学生や社会人として必要な基礎技能について到達目標を決め、「基礎演習」「日本語演習」「外国語コミュニケーション」「外国語リテラシー」(1~2年次・必修・選択)、「スキルアップ外国語」(2~4年次・選択)、「情報処理」(1年次・必修)などの科目を通して、だれもが一定のレベルになるまで教育します。
4年間を通したキャリア教育として、学生自身が自分の将来像を描けるようにサポートする科目です。各学科の特長ある人材育成に応じて、さまざまな学内開講の就職関連講座やプロジェクト型自主活動、ボランティア活動への参加などを、一人ひとりの学生が記録を積み重ね、自分の考えや取り組んできたことを振り返りながら、社会(就職)に羽ばたくための準備を進めます。キャリアカウンセラーが随時アドバイスを行いながら、地域の多様な活動に参加することを通して、学生自らを成長させていく場を提供します。