森のレストランから

森のレストランから

森のレストランから|vol.05

森の台所

171003s (39)

森のこども園には,森の中に「台所」があります。
先日,3・4歳児のクラスのこどもたちが,その台所を使って,園の畑でとれたじゃがいもを茹でて食べることになりました。

当日だけでなく、数日前からこどもたちは,燃料になりそうな小枝を探したり,かまどを掃除したりして、着々と準備をしてきました。
小枝を探していた時に,
Aちゃんの「これ,使えるんじゃない!」とひらめきのひとことで,
茎の硬い笹の葉に苦戦しながらも,まわりに居たこどもたちと一緒に、やっとのことでとりました。
Aちゃんは,以前,笹の葉を皿にして,おやつを食べたことを思い出したのだそうです。食卓と森がつながっている我が園らしいエピソードでうれしくなりますね。

クッキング当日は,じゃがいもを洗って,鍋に入れました。火をつけると,立ちのぼる煙とパチパチと音をたてて燃える火に,こどもたちは大興奮!茹で上がったじゃがいもは,笹の葉に盛り付けて,ステキな食卓が完成しました。

「じゃがバターのにおいがするよ。」「あっつ,あつ!」と嬉しそうな顔で,こどもたちはじゃがいもを夢中になって食べていました。

次の日,森の中には小枝を探す子どもたちの姿がありました。
Bくん「せんせい,きょうもひをつけて,おりょうりしたい!」
Cちゃん「こんどは,スープがいいなぁ!」
こどもたちのなかでは,次の森の台所の準備が始まっているようです。

2017.10.11