森のこども園の概要

感動したぶんだけ、大きくなれる。

どんな大人に育つかは、
こどもの頃にどれだけ感動したかによると思う。
森や山で、ふしぎに出会う。
うつくしいものや、人の親切に出会う。
ときには困っている友達や、自分自身に出会う。
そんな体験が、その後の人生を豊かにする。
野山をかけめぐり、広い園庭で遊び、
自分で考え、たすけあい、
やわらかい頭と体を大きく大きく育てていく。
こどもたちにとって、そんな毎日こそ、いちばんの宝物になるだろう。
こども時代を精一杯生きること。
感動できるこころを育てること。
それこそが、この時期にできる大切な学びなのだから。
宮城学院女子大学附属認定こども園 森のこども園

園長あいさつ

宮城学院女子大学附属 認定こども園 森のこども園 園長

武田 健

 4月より園長に着任しました武田健です。私は幼稚園教諭、保育園園長として子どもたちと過ごしてきましたが、まだまだ子どもの世界の奥深さを思い知らされています。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。 この言葉は、レイチェル・カーソンの遺作「センス・オブ・ワンダー」に書かれています。

子どもは大人の範疇を超える時空間を自由にさまよっています。それぞれの子どもが、それぞれの琴線に触れる「何か」に出会った時の純粋無垢な姿、その姿に心惹かれて今までに出会ったことのない価値に気付く子どもたち、わたしたちが生きている世界が子どもにとって喜びと幸せを実感できる世界であり、子どもたちの育ちに必要なのは言うまでもありません。特に自然に勝る先生はありませんが、幸いなことに森のこども園にはその贅沢な環境が与えられています。寄せては返す波に同じものがないように、風、日差し、影、雨等の自然現象も同様に同じものはなく、この環境に子どもたち自らが関わり、「自発性」「自己完結」「自己報酬性」の3つに集約される遊びを通し、生きる力の基礎を身につけて欲しいと思います。幼稚園時代からの歴史と伝統のある、森のこども園の教育・保育が子どもの権利条約の4つの柱である「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」が守られるように、いつも喜び、絶えず祈り、すべての事に感謝して過ごしていきたいと思います。この一年間、どうぞよろしくお願いいたします。

教育方針と特徴

教育・保育方針

本園は聖書の教えに基づいた人間教育を理念とする、
宮城学院女子大学附属の認定こども園です。
豊かな自然環境と優れた空間のもとで、幼児の心身の健全な成長をうながし、
のびのびとした豊かな個性と、調和のとれた人格形成の
基礎を培うことを目的としています。


本園の性格と任務

・ キリスト教主義によるこども園です。
・幼児教育研究施設として、大学と協力し保育の研究を行います。
・本学学生に対して実習指導を行います。
・地域社会における幼児教育の発展に貢献します。


教育および保育の目標

教育方針にかかげた目的を達成するため、
0歳児から就学前までの一貫した教育及び保育の展開をしていきます。

教育理念

宮城学院は、福音主義キリスト教を礎に「唯一の創造主である神を畏れ、
自由かつ謙虚に真理を探究し、隣人愛に立ってすべての人格を尊重し、
人類の福祉と世界の平和に貢献する女性を育成する」ことを建学の精神とし、
「神を畏れ、隣人を愛する」をスクールモットーに掲げています。

宮城学院女子大学附属認定こども園  森のこども園は
聖書の教えに基づいた人間教育を理念とし
のびのび野外遊びを通して 「3つの心」を育てています。

なぜだろう どうしてだろう?と不思議に思う心

すごいなぁ、きれいだなぁと感動する心

人と協力し温かく接する思いやりの心

定員数と教員数

園児

0歳児 6名 (3号認定)
1歳児 12名 (3号認定)
2歳児 12名 (3号認定)
3歳児 30名 (1号認定、2号認定 各15名)
4歳児 30名 (1号認定、2号認定 各15名)
5歳児 30名 (1号認定、2号認定 各15名)

教職員

園長 1名
園長補佐 1名
教頭 1名
主幹保育教諭 1名
保育教諭 24名
管理栄養士 1名
調理員 4名
事務 1名
用務 1名

保育時間

1号認定
利用のお子様
9:00~14:00

預かり保育
(有料)
7:00~9:00
14:00〜18:00
保育のお休み 土・日・祝日、園の定めた日、夏・冬・春休み

2号・3号認定
利用のお子様
7:00~18:00

延長保育
(土曜なし)
18:00〜19:00
保育のお休み 日・祝日、年末年始

教育実習

本園では、
宮城学院女子大学の学生のために、
次のような実習教育を行っています。

観察実習の指導

学生の勉学のために、平常時の観察、直接的保育参加など、保育の年間計画と対応させながら実施しています。

教育実習の指導

本学学生の教育実習指導計画にもとづき、幼稚園教諭免許取得希望の学生に対して、部分実習、全日実習、研究保育、研究討議等の形で教育実習の指導にあたっています。

ワークスタディ制度

奨学金制度と同様に経済的事情を抱える学生の支援と共に、学生の就業力を育成することを目的としています。一週間あたり10時間を越えないよう、こども園での保育補助、給食室の調理補助、などの業務に当たります。

あゆみ・沿革

1954(昭29)年 宮城学院女子大学附設幼稚園教員養成所設置
1955(昭30)年 宮城学院女子大学附設幼稚園教員養成所廃止
1955(昭30)年 宮城学院女子短期大学保育科設置
1956(昭31)年 宮城学院女子短期大学附属幼稚園設置
(仙台市東二番丁30)
1968(昭43)年 幼稚園、保育科、中高寮合同校舎落成
(仙台市北目町1-30)
1980(昭55)年 現在地(仙台市青葉区桜ヶ丘9-1-1)に移転
1981(昭56)年 3歳児1学級開設
1987(昭62)年 3歳児1学級増設
2001(平13)年 宮城学院女子大学附属幼稚園に園名変更
2005(平17)年 子育て支援 未就園児クラス「ぽっぽくらぶ」開始
2015(平27)年 幼稚園型認定こども園として移行
2016(平28)年11月 幼保連携型認定こども園として体制を移行
2016(平28)年11月 幼保連携型認定こども園として体制を移行。現在の園舎に移転。

Q&A

幼保連携型認定こども園とは何ですか?

認定こども園とは、教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。認定こども園には、地域の実情や保護者のニーズに応じて選択が可能となるよう多様なタイプがありますが、森のこども園は幼保連携型認定こども園です。幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ単一の施設として、認定こども園としての機能を果たします。

1号認定とは何ですか?

3歳から5歳の幼児で幼稚園や認定こども園等での教育を希望する場合が1号認定に該当します。基本的には教育時間(本園では平日9:00~14:00)の利用となりますが、必要に応じて7:00~9:00、14:00~18:00の一時預かり保育(有料)を利用することができます。

2号認定とは何ですか?

3歳から5歳の幼児で保護者が夫婦共に就労している等、認定こども園や保育所等での保育を希望する場合が2号認定に該当します。教育・保育時間内で、(本園では保育標準時間7:00~18:00保育短時間8:30~16:30)保護者の勤務に合わせて利用時間が決定します。必要に応じて、延長保育(18:00~19:00/登録制・有料)、土曜保育(登録制/ご両親が勤務のときのみ)が利用できます。

3号認定とは何ですか?

0歳4ヶ月から2歳の乳幼児で保護者が夫婦共に就労している等、認定こども園や保育所等での保育を希望する場合が3号認定に該当します。保育・教育時間内で、(本園では保育標準時間7:00~18:00保育短時間8:30~16:30)保護者の勤務に合わせて利用時間が決定します。必要に応じて、延長保育(18:00~19:00/登録制・有料)、土曜保育(登録制/ご両親が勤務のときのみ)が利用できます。なお、延長保育を利用できるのは10ヶ月以上児になります。

スクールバスは運行していますか?

スクールバスは運行しておりません。保護者の方による送迎が必要です。

制服はありますか?

制服はありません。身につけるもので決められたものは、クラス帽子と名札です。本園は「のびのび野外遊び」を大切にしています。森や園庭で遊びやすい服装で登園してください。

3歳児クラスのクラス編成はどうなりますか?

募集は1号認定15名、2号認定15名 計30名です。15名ずつの2クラスになりますが、1号、2号の混合クラスとなります。

給食の提供はどうなりますか?

○1号認定の方は、週5回(月~金)または3回(月・水・金)の選択制となります。3回を選択した方は、火・木曜日は弁当持参となります。教育時間終了後の一時預かり保育を利用する場合はおやつの提供があります。長期休業中は給食の利用が出来ませんので、一時預かり保育を利用の際は、弁当持参となります。
○2号・3号認定の方は、毎日給食(昼食とおやつ)となります。土曜保育利用の際も、昼食とおやつが提供されます。

見学はできますか?

入園を希望する方は、事前に見学ができます。園行事等のため、お受けできない日もありますので、ご希望の際には電話でお問い合わせください。