森のキッチンより

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2023.11.01 とちもちプロジェクト・柿とり軍団

 「せんせい、とちもち食べてみたいです」と9月の中頃、大量のとちの実を袋に入れた、3年生の子どもたちに言われました。
とちの実をとちもちにするまでには難しく、長い手順をふまないと出来上がらないことを知ってもなお、「絶対に食べたい!」と、とちもちへの情熱が消えなかった子どもたち。あく抜き作業を進め、とちの硬い皮をピーラーの芽取りやヘラを使って難しい皮むきも終えました。その後も灰に浸けるあく抜きの作業などあるのですが、とちもちになるまでもう少し!というところまできました。子どもたちは意気揚々に旧幼稚園の園舎より臼と杵を運んできました。食べられるのは11月後半だと思われますが、衛生面に配慮してすすめていきたいと思います。

 臼と杵を取りに行ったときに、柿の木に実がなっているのを見つけました!「少し取ってみよう!」と三つほど取ってこども園へ帰りました。これは渋柿か普通の甘柿か…試しに薄~く切って食べてみると、なんと渋柿でした。渋柿の渋さを初めて味わった子どもたち。意外にも「渋いけどいけるかも」とレンジで温めたりレモン汁を入れたりして甘いジャムにしたら渋さが抜けるのではないかと実験をする子もいました。(食べすぎには注意をしました)
 その翌日、寮の前の柿の木にも柿がいっぱいなっていたので竹馬や枝を使い、16個も柿を収穫しました。宮城学院の環境整備をしてくれている光和さんからこれは渋柿だから焼酎に浸けるといいと聞いたので、渋柿を甘柿にするチャレンジをするところです。

秋休みには芋煮で秋の収穫物を味わい、木の実をつかって製作をして過ごしています。子どもたちの生活がもっと実りのあるものとなるといいなと思います。