森のキッチンより

画像をクリックで拡大します

2023.06.29 森のごちそう

 児童クラブの子どもたちが毎年収穫を楽しみにしている「桑の実」。職員よりもいち早く桑の実の存在に気付いた子どもたちは食べごろになった黒っぽい桑の実を採って持って帰っていました。ある子が『お休みの日に桑の実ジャムを作って食べた』と言っていたので、児童クラブでも作ってみることにしました。
 まず桑の実採り。ジャムに使うには桑の実がたくさん必要です。木登りをしてみんなが採りやすい位置に枝を下ろしてあげたり、バドミントンのラケットを持ってきてジャンプして採ったり…小学生なりの知恵を出し合っていました。
 4年生が中心となり、桑の実のへたをはさみで取って砂糖とレモンで煮詰めました。実をつぶしたり混ぜたりする工程はみんながやりたかったので順番を決めて平等に混ぜました。児童クラブの部屋があまい匂いに包まれ、採れたての桑の実のジャムが出来上がりました。水分が蒸発して、一生懸命採った桑の実からできたジャムは少量。みんなで大事にクラッカーにつけて食べることにしました。
「桑の実あんまり好きじゃない」と言っていた子にも4年生が「食べてみる?」と勧めると食べ、「おいしい!」と大好評でした。