森のキッチンより

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2018.11.12 とちだんご

  9月からアク抜きをはじめたとちの実でお団子を作りました。
とちの実のアク抜きについて子どもたちと本で調べた昔ながらの方法は、今の環境では難しいため、詳しい方に聞いたりインターネットで調べたりしながら行いました。
 “とちもち”ではなく“とちだんご”にすることは、9月に月見だんごを作って食べた時に子どもたちと話し合って決めていました。はじめに、木灰の中のとちの実をきれいに水で洗いました。実は少し柔らかくとろっとした感触で「ぬるぬるしてるね」と子どもたちもびっくりした様子でした。
 茹でてやわらかくなったとちのみをすり鉢に入れて、友達におさえてもらいながら、すりこぎでペースト状にし、だんごの生地に混ぜると生地が黄色っぽく色づいてきました。「色が変わってきたよ」と楽しそうに生地をこねていました。
「真ん丸だとおだんごだから、おもちのイメージで少し大きめに丸めてつぶしてみようか」
「一人何個ずつ食べれるかな?」
そんな会話をしながら、鍋に入れて浮かんできたらできあがりです。もしかしたら苦味が気になって食べれないかもしれないからと、みたらしあんも作っておきました。
 「いただきます!」「どう?」と尋ねると「苦くないよ!」「あとから少し苦い」「全然苦くない」と感想は色々でした。「来年はとちもちにしてみようか?」「うん!」「おもちだったら餡子を入れて大福もちみたいにしてみるとおいしいかもね」「じゃあ来年も、とちの実たくさん拾ってきてね」「うん!」
 とちだんごを完食して満足家な子どもたちでした。