園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.06.05 💮たいへんよくできました!

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今日は、ぶどう組のRちゃんの2歳の誕生日!そこで、これまで誕生日を迎えた子どもたちにしてあげていたようにRちゃんの誕生日をお祝いしに行くことを決めていました。ところが、そこには大きな問題が・・・。Rちゃんは僕がクラスに行くことはもちろん、目が合っただけで動きが固まり動かなくなるか、後退りをするか、泣き出してしまうのです。そこで、朝のうちにぶどう組に伺い、扉から顔だけ入れて「おはようございま〜す!今日、Rちゃん誕生日だからお祝いしようと思うんだけど、来てる?」と聞きに行きました。すると「は〜い!来てま〜す」と担任の先生たちの元気な返事が返ってきました。そこで、あまり迷惑がかからないように外に出てからお祝いさせてもらうことをお願いしました。しばらくしてぶどう組の子どもたちが外で遊び始めたことを確認しギターを持って子どたちのところへ行き、少し離れたところから「ねえRちゃん、お誕生日のお祝いしていい?」と聞いてみると、嬉しいことに泣くことも逃げていくこともなく小さく頷いてくれるではありませんか。そこで、気が変わらないうちに子どもたちと♩Happy -birthdayを歌ってお祝いしてあげることができました。これまでお祝いした子どもたちのように大喜びしたり、照れたりするような反応はありませんでしたが、少〜しだけRちゃんに近づけたように思えて嬉しかったです。そして、今日のような反応を見せてくれたことが一つ大きくなったことを示してくれたように思います。その後、ぶどう組の子どもたちも屋外炊飯場(森)の方で遊んでいましたが、早くも実り始めている桑の実を見つけ大切に握りしめていました。熟すと美味しいと思うのですが、それまでにはもう少し時間が必要なようです。

ところで、昨日の強風の影響で森の中には枯れた枝があちこちに落ちていましたが、北の園庭の畑に植えられた野菜の苗が根っこから抜けていたり、代かきを済ませ今日、田植えをするばかりになっていた田んぼも風でカラーコーンが吹き飛ばされ、それに加え太陽の日差しで水があ渇いてしまっていて一見すると田んぼには見えなくなっていました。素人の僕でも、この様子であればもう一度代かきをしてから田植えとなるだろうと思い、水を足しておこうかと思ったものの、余計なことをして迷惑をおかけしては申し訳ないと判断し、カラーコーンだけは直したんぼの先生Kさんがお見えになることを待つことにしました。案の定、乾きかけた田んぼをご覧になったKさんは水を足し、土を柔らかくした後、再度田んぼを平らにしてくださり、念願の田植えとなりました。以前勤務していた保育園でも卒園児のおじいちゃんのたんぼの一角をお借りして5歳児が田植えと稲刈りをするのが恒例行事となっていて、特に裸足で行う田植えは足が思うように動かないこと、指と指の間からぬるぬるした泥が通る感触を感じていたこと、そして田んぼから上がるとまるでソックスを履いているように見えたことを思い出しました。そんな田植えをしていた田んぼの畑では4歳児そら組の子どもたちが野菜の苗を見ながら絵を描いたり、築山から転げたり楽しそうに過ごしていました。

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