園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.06.02 雨の日はさすがに・・・。

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この2ヶ月、子どもたちを迎え入れるため出来る限り玄関前に立ち挨拶をするように心がけていました。そのお陰もあり、毎日ごみ収集にやって来てくださる業者の方々とも挨拶を交わしているうちに何となく顔馴染みになり、「おはようございます!」「ご苦労様です」と笑顔で挨拶してくださるようになりました。これまで何度となくお伝えしているように、ゴミ収集車(パッカー車)好きの子どもたちが結構いて、保育室に行かず、パッカー車がやってくるのを待つという光景も特別なことではなくなっています。ところが、今日は朝から雨が降っていたため、ごみ収集にやってきた時には僕以外誰一人として外には居なかったこともあり、ゴミを投げ込み車に乗り込む前に、「さすがに雨の日はギャラリーはいないんですね」笑顔で話しかけてくださいました。これからの季節、特に匂いも酷いなんてこともある作業で日々大変な思いをすることもあるでしょう。しかし、子どもたちが収集車がやってくるのを心待ちにし、子どもたちが真剣な眼差しで作業を見ていることが作業員の方々にも喜びであり楽しみだったように思えてなりません。

ところで、いつもであれば朝から森や園庭から子どもたちが遊ぶ姿と楽しげな声が響いてくるのですが、今日はあいにくの雨ということもありいつもと違いとても静かで雨音と鳥の声が響くだけ!そんな中、片付けられずにいたオモチャやゴミを拾いながら森に足を運んで見ました。すると、日に日に育った木々の若葉が大きな傘となってくれて傘が必要ないくらい雨を遮ってくれていました。その恵みの雨を受けて足元にはどんぐりの赤ちゃんやクリスマスリースの飾りとして使われることがある、サンキライ(サルトリイバラ)が育っていました。梅雨に入ると更に植物たちがグングン成長して行きますので、時々下草を払うなどして環境整備に努めなければ・・・。そうそう、森から帰り、園舎内で過ごす子どもたちの様子を見に行ったところ、5歳児ひかり組の子どもたちはバルコニーから降りて、サインペンで描いた絵を雨で滲ませ芸術作品を作っていました。そんな子どもたちの姿からは雨の日が憂鬱なんてことは微塵も感じられませんでした。

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