園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.10.17 見ている

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あんなに暑かった夏が嘘のように朝夕の冷え込むようになり森に出かけても蚊に悩まされることが無くなくなりました。また、学院内の森や街路樹、隣接する森の木々も赤や黄色に色づき始め、中には葉を落として冬を迎える準備を始めた様子が感じられます。そして、生き物たちにも変化が見られるようになり、メスのカマキリが冬を迎える前に産卵するため栄養を必要としているのでしょう、いつやってくるかわからない、場合によってはやってこない餌を動くことなくじ〜っと待っています。その様子が気になって思わずレンズを向けました。彼女はレンズに収められている(見られている)ことを知ることも興味もなかったと思いますが、レンズを向けている僕が彼女に見られている感覚を覚えました。その後、彼女がずっと待ち続け餌を得ることができたのか、はたまた別なところに移動したのか確認できませんでしたが、あの眼光で睨まれたら身動きできなくなるでしょう。

さて、先月、雨の降る中、くりこま高原ファームに遠足に出かけた5歳児ひかり組の子どもたちが遠足の様子(思い出)を絵にしていました。稲が育っている様子、雨が降っている様子、乗ることができたトラクターやコンバインなど、同じ作品が一つもない一人ひとり印象に残ったこと、しっかり見てきたことが描いていることが伝わってきました。Tシャツやエコバッグにプリントしたくなるような子どもならではの芸術作品がたくさん。うっとりさせてもらいました。

今日の午前中、芝の広場へ散歩に出かけた4歳児そら組の子どもたちと同じタイミングで研究室へ向かったのですが、子どもたちの様子を見ていたつもりが、僕に気づいた子どもたちが駆け寄ってきてくれて「園長先生だ〜」「どこに行くの?」とか「一緒に遊ぼう」と誘ってくれたのですが幼稚園実習を終えた学生との個人面談があったため、せっかくの誘いを断らなければなりませんでした。いつか一緒に遊びに来たいと思います。

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