園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.01.09 改めまして「今年もよろしくお願いいたします」

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年明け早々能登半島で大きな災害が発生し、何とも言えない空気感が漂う新年。そんな中、長いお休みを終えて今日から登園してきた子どもたちと保護者の方々に新年の挨拶をしていただきましたが、久しぶりに会った友だちや先生たちに「あけましておめでとう!」「ことしもよろしくおねがいします」と挨拶を交わす子どもたちの楽しげな声があちこちかあら聞こえてきた朝。5歳児ひかり組の子どもたちはジャンパーに身を包み、まだ陽が当たらない寒い南園庭でザクザクと音がする霜柱や霜が降りた丸太を踏みながら遊ぶ姿が見られました。そんな子どもたちも始業式のために一旦保育室へ戻り、ホールでの始業式に臨み礼拝を守った後、先生たちがキラキラ星の歌に合わせ手作りのペープサートを使って12支を伝えてくれました。4・5歳児にもなると12支をしっかり覚えている子どもたちも見られ、とても和やかな雰囲気に包まれました。

一方、園長の話の時、3学期はあっという間に過ぎてしまうことや北陸地震のことを聞いてもらいましたが、多くの子どもたちが連日伝えられる震災のニュースを見聞きしているからでしょう、幼いながらに被災地のことを理解してくれていて真剣に話を聞いてくれました。大切なものを失い、悲しみと不安を抱えたまま避難所や車中での生活を強いられている方々のためにできることは僅かかと思います。宮城学院では被災地を支援するために、緊急災害支援募金を立ち上げることを決め、教職員で被災地・被災者のために募金を募ることを始めることにしています。保護者の皆さんでも趣旨に賛同いただける方がおられましたらぜひご協力いただければ幸甚です。

さて、始業式後、南園庭とは正反対に日差しが降り注いだ北園庭に子どもたちの声が響きました。今週3歳児にじ組の子どもたちは、育てていた大根を収穫するようですが、G君はどのように育っているか確かめるため、しゃがみ込んで見比べていました。果たしてどんな大根が育っているか抜くのが楽しみです

また、4歳児そら組の子どもたちがM先生と一緒に野外炊飯場のところから園庭のフェンスを越えたところを歩いて来ます。なぜそんなところを歩いているか尋ねてみると「カリフラワーを見つけたから取りに行く」と言うのです。一体どこにカリフラワーが?と思いつつ子どもたちが向かったテニスコートの方へ回っててみると、現地に先着した子どもたちが何かを採っています。それをよ〜く見てみると、それは紛れもない“ふきのとう”ではありませんか!こんなに早くから芽を出していることに驚きましたが、なぜそんなところに芽を出していたふきのとうに気づいたのか?それをカリフラワーと言っていたのか不思議でなりませんでした。M先生は子どもたちが「カリフラワー」と言っていたそれが“ふきのとう”を分かった途端、大きくなるまでそっとしておくことなどを伝えてくれましたが、納得した子どもたちは滑り台のような側溝を下り野外炊飯場から園庭に戻って来ました。野外炊飯場では2歳児りんご組の子どもたちが落ち葉や枝を拾い集め、BBQごっこをしていました。

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