園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.01.10 これなあに?

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年末から玄関前に置かれていた丸太で作られたベンチのような平均台のような遊具6本。ずっとそこに置いておくには邪魔になるだけでなく使わないのはもったいないと思い、教頭のS先生に「先生、この丸太何処かに運ぶ予定はありますか?」と尋ねると「う〜ん、北園庭にでも運びたいのですが雨の当たらない軒の下は別なベンチがあるので・・・」との返事が返ってきました。しかし、朝、一輪車のタクシーに乗って保育室に登園する友だちに様子を見ていた子どもたちから「いいなあ!」「ずる〜い」「乗りたい」との声が聞かれたため、そんな子どもたちも乗せてあげるための停留所(タクシー乗り場)にするべく、5歳児ひかり組の子どもたちに丸太を一輪車に載せる手伝いをしてもらい、北園庭・南園庭にそれぞれに3本ずつ運んでみました。すると、砂場の近くに置かれた丸太のところで遊びが広がり、また、これまで気になりながらも使うことがなかった新たな遊具に興味関心をそそられた他のクラスの子どもたちまでもが停留所へ腰掛け乗車を待ったり電車に見立てて遊んだりする姿が見られました。もちろんわずかばかりの距離ですが丸太に腰掛け順番待ちをしている子どもたちは全員乗せてあげましたが(最大6名同時乗車)、これで年末年始についてしまった余計な重さと運動不足が少しでも解消され、頭上を飛んでいく白鳥たちのようになれるといいのですが・・・。

さて、11時前のこと、4歳児そら組の男の子たち数人が「失礼します!」「森で骨を見つけたんだけど、『カモシカ』の骨かもしれない・・・!?」と言って職員室へやってきました。どう見てもカモシカのそれとは違うとわかるものの、子どもたちの宝物を見つけたという目の輝きと嬉しそうな表情を見ると自分まで嬉しくなってしまいます。骨の図鑑を持っているという主幹のS先生がロッカーを探してくれたのですが残念なことに自宅に持ち帰ってしまっていたようで、結局その骨(おそらくは鳥の骨)が何の骨かは判明することはできませんでしたが、謎が残ればさらに探究心が刺激され解明しようという思いが育つはずです。きっと同じような宝物がないかまた森に出かけていくことでしょう。

PS:3歳児にじ組の子どもたちが大根を収穫したようで、テラスに置かれたカゴに想像以上の大きさに育った大根が入っていてびっくりでした。これから芋煮を作って食べるとのことですが、賑やかに調理に取り組み嬉しそうに頬張る姿が目に浮かんできます。

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