園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.01.18 悔しい!

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2016(平28)年11月に現在の地で教育・保育が始まって以降、当時のまま存在している旧幼稚園の園舎。そこにはこども園に運びきれず残ったままの教材や備品が置かれています。しかし、それをずっとそのままにしておくにも限界があります。そこで、要・不要を見極めるべく教頭のS先生と一緒に幼稚園に出かけてきました。まだまだ使えると思える建物であるものの、人の出入りがほとんどないため、蜘蛛の巣が張り砂埃のベールがかかってしまっている園舎内、そこに当時の職員の(現職の先生たちの名前も)名前がそのまま残っている靴箱や職員室のテーブル等々。そんな中で印象的なところは職員室の壁に2016年11月のスケジュールが白いチョークで書かれたまま残っている行事予定です。表現が不適切とお叱りを受けるかも知れませんが、その光景は取る物も取り敢えず逃げ出さなければならない緊急事態が起こったかのよう印象を受けました。まだまだ保育室など確認しないところが残っていますが、こども園には幼稚園に残っている全てのものを運び込むことができるスペースはないため、泣く泣く不要としなければならないものも出てきてしまうのが悔しい限りです。しかし、しっかりとした作りの木製の子ども用の椅子などは同じものを作ることはできない歴史が感じられ調度品と言っても過言ではない気がしますので、こども園で大切に使い続けなければならないと思っています。

さて、この作業のために学内を歩いている時、少々変わった飛び方(止まり方)をする鳥に気が付いたので足を止めて見てみたのですが、何とキツツキ(おそらくコゲラ)ではありませんか。これまで彼らが作ったと思われる穴を見つけたことはありましたが、張本人を見たのは初めてのこと。そこで持っていたカメラのレンズを大急ぎで向けたのですが、餌となる虫を探すその速い動きにピントが合わずボケた映像になってしまったことが悔しくてなりません。また、3歳児にじ組の子どもたちが遊びに出かけていた芝生広場には学生たちが作ったと思われる溶けかけて松ぼっくりの目が落ちてしまった雪だるまが悲しげ佇んでいましたが、こんな姿になる前の姿が見られず残念でした。

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