園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.01.11 安心してください。笑っていますよ。

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今月こども園の仲間に加わり今週から登園してくれているそら組のK君。しかしながら新たな環境にすぐに慣れるのが難しく、朝、お母さんと離れる際に「ママがいい」と言って涙を流してしまいます。そんなK君をご覧になりながらこども園に預け、出かけられるお母さんは後ろ髪を引かれる思いでしょう。そんなK君とお母さんが一日でも早くこども園に慣れ、安心して過ごしてくれるように先生たちは興味関心を探りながら遊びに誘うなど優しく声をかけてくれています。そのお陰でしょうか、たった数日ではありますが涙を浮かべる時間が日に日に短くなっていることを実感します。今朝も涙を見せ「ママがいい」と言っていましたが、今日は教頭のS先生と一緒に何かを持って職員室へやってきました。何を持ってきたのかと思ったら、昨日そら組の男の子たちが森で発見した骨を飾るために主幹のS先生が手作りした空き缶の標本箱でした。どうしたのかと思いきや、蓋にしていた被れたラップを修繕するためにやってきたのでした。試行錯誤しながらS先生が修繕する様子を見ながら、時に手伝ってもらうなどしているうち、涙は止まり、それまで何を聞いて(言って)も首を横に振っていたK君が頷きながら縦に首を振ってくれるようになり修繕を終えた標本箱をS先生と一緒に保育室へ届けに戻ってくれました。その後はクラスの子どもたちと一緒に外遊びを楽しみ、給食の時間には朝の涙はどこへやらといった表情で友だちと一緒におからハンバーグを口一杯に頬張っていました。この様子ですと、朝泣かずに登園できるのも直ぐでしょう。楽しみです。

また、1歳児ぶどう組の子どもたちは大学の芝の広場へ手作りの凧を飛ばしに散歩に出かけました。できれば一緒に出かけ、この季節ならではの遊びの様子を見に行きたかったのですがあいにくそれは叶いませんでした。しかし、僕が幼い頃にしていた凧飛ばしが令和生まれの子どもたちも楽しんでくれていること、こうして昔ながらの遊びが途絶えることなく伝承されることを確信し嬉しくなりました。

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