園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.10.05 よかった

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昨日の夕方のことです。児童クラブの子どもたち二人が手紙を持って職員室の僕を尋ねてきました。一体何があったのだろう?と思い「どうしたの?」と聞いてみると、「あの、くまさんみたいなの作りたいんですけど・・・」と言いながら持っていた手紙を手渡してくれました。僕に気を遣ってくれたようで、その手紙は90%以上ひらがな、そこに可愛らしいイラストが描かれたお願いが書かれています。どうやら、運動会の時、子どもたちにプレゼントしたくまのペンダントに触発されたらしく、自分たちも何かを作りたいと思ってくれたというではありませんか。何とも嬉しいお願いに、「もし良かったらこれ使って」と少しだけ残っていた輪切りの木を渡してあげました。すると、すぐに材料が手に入ると思っていなかったのか、「えっ?」「??????」といった反応が返ってきましたが、担当のU先生にグルーガン(ホットボンド)を渡してあげると、程なくして「こんなの作りました」と完成した可愛らしい唯一無二の素敵なネコを見せにきてくれました。ベースとなる輪切りの木があったとはいえ、それ以外は自分で見つけてきた材料ですぐに完成させたネコ、まさか、くまのペンダントが児童クラブの子どもたちにまで影響を与えることなど考えてもみなかったこともあり、その反応がとても嬉しく改めてあのペンダントを作ってよかったそう思わせてもらいました。

さて、自然豊かで生き物たちもたくさん出来くるこども園ですが、中には虫が苦手という先生たちがいます。2歳児りんご組のF先生もその一人なのですが、午後外遊びをしているときその右手にシャベルを握ったF先生が「園長先生、見てください!」と言いながら満面の笑みで飼育ケースを見せてくれました。その中には小さなカマキリが1匹・・・。「えっ、頑張って捕まえたんだ!?」と聞くと「そうなんでです!」と誇らしげ。その表情からF先生がシャベルを使って苦手な虫(カマキリ)を必死に捕まえたことが伝わってきました。しかし、このように嬉しいことばかりではなく、今年の夏の暑さと雨が少なかった影響か玄関前のもみの木の樹勢が怪しくなっていることが気掛かりでなりません。毎年クリスマスの時期には飾り付けされていたと聞きましたがどうなるか・・・。何とか頑張って勢いを取り戻し、「よかった」と思わせてくれることを願うばかりです。

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