園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.09.28 共存共栄

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実りの秋の代表の一つ「栗」その栗が今年の夏の猛暑や雨不足などで、木が自らの身を守るために収穫前の実を落果させる「生理落果」が見られることが、8月の河北新報に掲載されていました。ところが、学内にある栗の木には落果されずに残った毬の中で育った栗が見られるようになりました。こども園から講義館へ向かう途中にある橋のところの栗の木も実をつけているのですが、手の届かないところにあるため、手を伸ばして取ろうと思っても不可能なため、実はそのまま落下し、その多くが森に住む動物や虫たちの餌・栄養となることでしょう。その中には地面にしっかりと根を張り幼木として育ち、森を守ってくれるのでしょう。こども園の南園庭にはオオバコがどんどん増えていますが、それは、子どもたちがオオバコ相撲をして種がばら撒かれるだけでなく、それ以上に靴の底に付いた種が多くの人々によって広がることになります。一方、順調に育った田んぼの稲と対照的な育ちなのがうんどう会の前に植えたり蒔かれたキャベツの苗とにんじんの種で、キャベツは青虫に食べられ穴だらけになり、にんじんは発芽率がいまいち・・・。栗と動物や虫、オオバコと人間、青虫とキャベツの関係、全てお互いが生きていくために生き、生かされていることを感じています。

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