園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2022.07.22 1学期の終わりは懐かしの木陰を感じて…

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1学期の終わりの朝は曇り空。

北園庭の田んぼは、稲がシャキンとよい姿勢で伸びています。サツマイモもいい調子。土の中ではたくさんのお芋たちが育っていることでしょう。未満児クラスのお友達が種まきして育ててきたアサガオもぐんぐんツルが伸びてきましたね。

さて、こちらはそれぞれに大きく育った子どもたち。「みんなのひろば」に大集合です。4月にはおうちの人と離れるのが悲しくて泣いていた新入園のお友達もシャンと背筋を伸ばして椅子にすわっています。未満児クラスの小さいお友達だって誰も泣かないよ。すごい。みんな1学期に心も体も大きくなったんですね。

みんなが大きくなったことを神様に感謝して終業式を行いました。それからお引越しでお別れのお友達の紹介もありました。お別れは寂しいけれどみんなとこども園で、森で遊んだことときどき思い出してくださいね。

園長先生からはお話とお歌のプレゼントがありました。今日は特別。園長先生のコンサートです。ピアノ伴奏は本学の卒業生でピアニストの我妻郁さんです。

曲は「Ombra mai fu」(ヘンデル作曲)と「卒業」(詩 谷川雁 曲 新実徳英)でした。

「Ombra mai fu」とは、「懐かしい木陰」という意味。にじ組さんからは「なんだか涙がでそうだった」という感想がありました。園長先生のあたたかい歌声とピアノの音色にうっとり…赤ちゃんたちも優しいリズムにのって体をゆらゆらさらてきいてくれました。

森の木陰のように優しいメロディー…。子どもたちもちゃんと感じとっていましたよ。

 

 

さて、場面は変わって、1学期最後のお集まりをしていたひかり組のお部屋です。あれ?なんだかまっくら…何をしているのかと思ったら、7月16日が大雨で警報が出ていたために延期になってしまったサマーキャンプの夜の場面を演出していたようです。お部屋の照明を消したかわりに灯されたのは子どもたち手作りのランタンでした。

そして、子どもたちが先生から受け取っているのは、サマーキャンプの準備を頑張ってきたご褒美の「(仮)認定証」。なぜ(仮)がつくかというと、本当のキャンプはまだしていないからです。カードには1学期の終わりにみんなが夢中になって取り組んできた「どんなどうぶつきてるかな」の活動をまとめてあります。みんなで考えた動物を呼ぶ仕掛け。そして夜の森に集まってきた動物たち(キツネ・タヌキ・アカネズミ)とカメラの画像越しでも出会えたことが大きな大きな喜びでした。

キャンプは延期となり10月に「オータムキャンプ」としての実施が決まりました。楽しみが増えて嬉しいね。また夜の動物たちに出会えるといいね。

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