園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.11.08 驚きの連続

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今日は二十四節気のひとつ「立冬」冬の兆しが見え始める頃(暦の上では冬)というだけのこともあり、吹く風も冷たさを感じるようになりました。園庭や森などで忙しそうに活動していた様々なアリたちの中でも雨上がり玄関先などで物凄い行列を作り行進していたアミメアリたちの姿も見られなくなり秋の虫たちの鳴き声もすっかり聞こえなくなりました。イソップ童話の「アリとキリギリス」のようにキリギリスはその一生を終えてしまってもアリたちは暖かい季節にたくさんの集めた食べ物を食べながら今は暖かい土の中で寒さを感じることなく過ごしていることでしょう。それにしても、電気のない土の中でアリたちはどのように過ごしているのか(過ごせるのか)不思議で仕方なくアリになって覗いてみたいと思うのは僕だけでしょうか・・・。

さて、このところ、入園に関すること(方々)とは別に園見学などの来園者が続いています。月曜日にも見学の予定が入っていたので、「はじめまして」とご挨拶に行ったところ、昨年度まで園長として勤めていた保育園をゼミの研究フィールドの一つとして使ってくださっていたS学院大学のY先生(国内外の学会や発表でご一緒していた)のゼミ生で「はじめまして」ではないことに驚きのあまり思わず「えっ〜!どうしたの?」という心の声が自然に出てしまいました。

また、昨日の朝、若い男性が中高の階段を降りてこども園へ向かってくるので「おはようございます」と声をかけると「おはようございます」と返事をしながら子どもたちの登園を待っている僕のところへやってきました。数日前、3歳児にじ組のT君のお父さんから「園長先生◯◯◯◯◯◯君って知ってますか?先生が勤めていた◯◯幼稚園の卒園児で先生が運転していたバスに乗っていたそうですよ」と教えていただいていたこともあり、その人物がM君であることを確信し「もしかしてM君?」と話しかけると「そうです。お久しぶりです」との返事が返ってきます。そこで続けて「◯◯のバス停で乗ってたよね」と尋ねると「そうです。S T君と一緒でした」と答えてくれました。齢を重ねるごとに記憶が薄れて行くばかりなのに、名前を聞いた途端、脳がフル回転し、どこのバス停で乗っていたか思い出せたのは奇跡のようなものでしたが、M君が市内の某大学を卒業後、現在日本の最高学府と言われているT大学の大学院で学びながら宮城学院で講師をしているということを聞いて驚くと共に担任ではなかった担任でなかった僕を覚えてくれていて、そんな僕を訪ねてきてくれたことが嬉しくてなりませんでした。

そして、昨日・今日と新型の収集車でゴミを集めに来てくださったお一人が前職の保育園の保護者(卒園児のお父さん)でお互いびっくり!そこでも「お久しぶりです。お元気ですか?」と声をかけていただくことになり、一緒にごみ収集をしに来てくださったドライバーの方が「お知り合いなんですか?」と驚いていましたが、人のつながりの不思議さを感じずにはいられませんでした。

北園庭を見下ろして凛と立っているもみの木とは正反対にロータリーの近くのモミの木は枯れてしまった様子。今年もクリスマス前にツリーに飾り付けをする予定だったと思いますが、それは難しそうです。そのために早めにどうするか考えなければ・・・。

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