園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.12.21 食文化の継承と発展のために

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 子ども園の園長である一方で、ほんのわずかですが大学職員として保育者養成にも関わらせていただいています。ヒュッゲの森の講師としてきていただいた伊藤哲章先生、西浦和樹先生と一緒に出かける予定の北欧スウェーデン研修で日本の食文化の紹介として仙台味噌を使って“芋煮”を紹介することしています。そのために今日は宮城県味噌醤油工業組合の方々と石巻市の味噌屋さんにもいらしていただき二度目の試作を行いました。何と今回はNHKと河北新報社の取材に来てくださりニュースとして取り上げてくださいました。2013年に和食(日本人の伝統的な食文化)がユネスコ無形文化遺産に登録されるなどしたこともあり、ヘルシーな和食がさらに注目されるようになりました。ところが、日本では味噌の消費量が減っているというのです。今日は100食ほどの芋煮を作り、教育学科・幼児教育専攻の学生たちを中心に味見をしてもらいましたが、寒い日に食べる暖かい芋煮に皆大喜びしていました。現地でごぼうやこんにゃくなど日本と同じ食材を手にいれることは難しいと思いますが、仙台味噌、芋煮のおいしさを伝えてきたいと思います。興味のある方は取り上げられたニュース映像をご覧ください。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20231221/6000026133.html

さて、前述のように朝から14時過ぎまで時間を過ごして園に戻ったのですが、教頭のS先生や事務のOさんたちが先日のクリスマス祝会で献げられた献金の集計を終えてくれていました。その際、子ども自らがメッセージを書いてくれた献金袋があったとのことで、僕のテーブルにその献金袋が置かれていました。辿々しいひらがなでしたが、子どもが書いたメッセージに心が打たれました。そんな感動的なことに浸る間もなく、お昼寝の最中に避難訓練を行いましたが混乱なく避難していました。そんな姿に改めて成長を感じます。

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