園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.05.25 願いは叶う!

CIMG3028

今日はこども園の開園時から園庭整備や畑での野菜づくりでお世話になっている、畑の先生が来てくださり、芝の刈り取り作業、また畑に肥料を撒き管理機を掛け、畝を立て、マルチシートを張り野菜の苗を植えるための準備をしてくださいました。そこへ、スイカ、かぼちゃ、トマト、きゅうり、なす、トウモロコシ(ポップコーン)オクラ、さつまいもなどの苗を子どもたちが一緒に植え付けたのですが、普段の生活では見ることのない管理機や芝刈り機がエンジン音を立てて園庭で働くことに子どもたちは興味津々でしたが、怪我をしたり、作業に支障がでたりすることがないように森や南園庭で遊んだり、散歩に出かけるなどしてくれたことで順調に準備が進みました。素人では絶対に作ることができない立派な畑に苗が植え付けられ、少々寂しく感じられた畑に新たな命が吹き込まれ印象が変わりました。ちなみに、ど素人の僕にKさん(畑の先生)が「園長先生鍬使える?」とおっしゃるので「ご指導いただければ何とかできるかと・・・・!?」と返事をすると間髪を容れず「はい!」という声と共に鍬が手渡されました。そして、「土をこうやって盛って!」手本を見せてくださったので見よう見真似で作業をしていると「な〜んだ、中々じょうずだ!」と嬉しい声をかけてくださいましたが、簡単な作業だからこそお願いされたのだと思いますし、そういえば喜んで作業をする単純な僕のことをお見通しだったように思えて可笑しくなりました。さて、鍬を手に作業をしていて、聖書のある箇所がふと頭に浮かびました。それは、旧約聖書、イザヤ書2:4-5の「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。 彼らは剣を打ち直して鋤とし 槍を打ち直して鎌とする。 国は国に向かって剣を上げず もはや戦うことを学ばない。」です。畑や砂場や森でシャベルや枝で無邪気に砂や泥で遊ぶ子どもたちが大人になるまでに戦場で使われている銃や剣が鍬や鎌へと代わり人が人を殺めることや空腹を覚えることがなくなることを願わずにはいられませんでした。その他にも、今朝、軒の蜘蛛の巣はらいをした際、偶然にも箒に毛虫を捕食している蜘蛛が絡まってきて、朝から童心に帰り夢中で観察してしまいました。また、3歳児にじ組のYちゃんが家で作ってきたストローのブレスレットをプレゼントしてくれました。来週末には6月を迎えます。子どもたち・保護者の皆さん職員に園長として認めてもらえるようにと願いながら関わらせてもらっているつもりですが、それが少し叶ったように思えた嬉しい朝でした。

Contents