園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.09.07 雨ニモマケズ!?オバケにもマケズ!?

CIMG4325

昨日の土砂降りの雨が嘘のように朝から青空が覗き、北園庭では水遊びを楽しむ子どもたちの声が響きました。また園庭のフェンスを越えた斜面も地面にしっかり張った草の根に覆われていたことで土が流されることもなく、落ち葉なども洗いながされいつも以上にきれいに見えました。一方、カラカラに乾燥していた南園庭は水たまりの水が蒸発し、草が抜けやすく、土や砂が泥んこ遊びに最適な柔らかさになっていることに気づいた子どもたちが、泥団子作りや抜いた草をネギに見立て、セミの抜け殻や濡れて柔らかくなった栗のいがを集めて料理に興じていました。そんな子どもたちのところに、森で拾った朴の葉で作ったお面をつけて登場すると「うわ〜!」「変なの来た」と大騒ぎ。丁度お迎えにお見えになっていた保護者の方々の中には「どう見ても不審者ですね」「えっ〜?」「どうしたんですか?」と苦笑い・・・。その後、職員室へ戻る前に2歳児りんご組、1歳児ぶどう組の子どもたちのところにも登場したところ、2歳児の数人はテラスに出て並び「わあ〜園長先生おばけだ!」という反応が見られてものの、1歳児ぶどう組の子どもたちは廊下から保育室の扉をノックした途端、近くにいた先生に抱きつき助けを求めていました。そんな子どもたちが今晩夜泣きをすることなく眠ってくれることを願うものです。

さて、今朝のことです。送ってきてくれたお父さんともう少し話したいことがあったAちゃん、どうしても保育室に行きたくないというので、気持ちを落ち着けてもらおうとしばらく声をかけたのですが・・・。そこで、登園してきた同じクラスのMちゃんに「◯◯先生に園長先生が来てくださいって言ってくれる?」とお願いすると、すぐに状況を察してくれたのでしょう、程なくして◯◯先生と心配した同じクラスの子どもたちがやってきてくれました。そして、ほんの一言二言話をしてもらうと、先生と手を繋いで保育室に向かって歩いて行きました。その間心配してやってきてくれた中の1人、Mちゃんが「園長先生、昨日、カードありがとう。おばあちゃんも知ってる先生で『懐かしい』って言ってた」と報告してくれました。何代にも渡り宮城学院に繋がってくださっているご家庭があることに感謝した朝でした。

 

Contents