園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.09.08 感覚統合

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いつもであれば子どもたちの姿、楽しげな声が響く北園庭、しかし、今日は今月23日(土)に予定されている運動会を迎える前に伸びた芝の刈り取り作業のために岩沼から畑の先生、KさんとMさんが来園くださり作業をしてくださいました。その間、子どもたちは森で過ごすことになりましたが、子育て相談などでこども園を支えてくださっている前園長補佐のA先生が木登りをしちる子どもたちに声をかけながら遊びを見守ってくださっていたり、すぐそばの松やコナラが伐採されてできた新たな空間も子どもたちの遊ぶスペースに加わり、敢えて残してもらったコナラの切り株が予想通り新しい遊具と認識してもらえたようで、これまで届くことのなかった葉っぱに触ったり飛び降りたり楽しそうな姿が見られました。幸いなことに着地点は毎年落ちてくる森の広葉樹の葉っぱのお陰でクッション性豊かな腐葉土、飛び降りる時には少々不安感があっても、意を決して飛び降り大丈夫と分かると何度も繰り返す様子も・・・。一方、涼しくなってきたことで活発に活動を始めたお腹を空かせた蚊がみんなを待ち構えていることが難点です。そんな森でひと遊びを終えた子どもたちが、秋冬野菜の植え付け・種まきのために畑を管理機で耕す作業をしている様子が気になり見にきてくれたので、抜いた草や土を覆っていたマルチシート、湿っていて芝刈り機では完全に吸引することが出来なかった芝を袋に集めてもらうなど片付を手伝いなどをしてもらい、その後、畑の先生の指導の下、4歳児そら組はキャベツの苗を植え、3歳児にじ組の子どもたちは大根と人参の種を蒔き。水をかけていました。にじ組の子どもたちの中には担任の先生に手のひらに載せてもらったばかりの数粒の小さな種をすぐに落としてしまい呆然とする様子が見られました。その姿に担任たちも呆然とするやら苦笑いするやら・・・。落ちた種の中のいくつかは芝の中から芽を出すかと思いますが、大きく育つことはないでしょう。まるで聖書に書かれている「四つの種」の話のようでした。

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