2023.10.11 複雑
この時期、どの保育施設でも来年度入園（所）するお子さん（ご家族）に園の保育・教育理念や施設を理解していただくために見学会や説明会を開催します。今日、森のこども園でも説明会を行いましたが、ご参加くださったの多くの方が「どんぐりくらぶ」にいらしてくださっている、また、これまで園見学にいらしてくださっている方でした。多くの保育施設がある中で、お子さんをどのようなところ（環境）保育理念の下で育てたい・育って欲しいか悩むのは当然で、そのため複数の施設の見学や説明会に参加して話を聞くことも当たり前かと思います。思えば幼稚園教諭として勤務していた幼稚園では10月中に数回行った説明会に大勢の方がお見えになり、願書受付の前夜10/31には徹夜で受付開始を並ぶような時代でした。しかし、少子化が進んだ今、環境だけでなく、本当に「ここに入れたい」と思っていただける保育・教育内容、園作りが求められていることを痛感させられます。
さて、今日も小学校が休みだったため、児童クラブの子どもたちが朝から登園し、朝から楽しそうに何かに取り組んでいます。一体何をしているのか見に行ってみると、今日は野外炊飯場で「芋煮づくり」をするため、園の畑で収穫した里芋やさつまいもを含め材料の準備をしたいましたが、その嬉しそうなこと！ダシも煮干し、昆布、鰹節と三種類も使い、締めにカレールーを入れ、そこにうどんを入れるというのですから恐れ入ります。材料の準備が終わり、しばらくすると、炊飯場から煙が上がり、着々と完成が近づいてきたと思われた頃、テラスにいた僕のところにAちゃんたちがやってきて「ねえ、おじさんも食べますか？」と嬉しいことを聞いてきてくれました。あいにく、午後、出かけなければならない予定があったため、ご相伴にあずかることはできませんでしたが、きっと美味しく出来上がった芋煮カレーうどんに舌鼓をうったことでしょう。そんな子どもたちと正反対に、お姉ちゃんが学校がお休みということもあり、複雑な心境だったのでしょう、少々ブルーで登園してきた4歳児そら組のI君、担任のM先生が優しく対応してくれたお陰で気持ちを切り替えて過ごすことができました。