園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.10.31 素敵

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  4月の進級・入園したばかりには不安げな表情や泣きながら登園していた子どもたちも半年過ぎると園生活に慣れ、喜んで登園し、友だちや先生たちと楽しく過ごす姿から信頼関係も構築されていることを実感します。今朝の登園時も玄関前で教頭のS先生と挨拶等を済ませた後、すぐに保育室に向かうのではなくクラスの友だちをベンチに座って待ち、手を繋いで保育室へ向かう素敵な姿が見られました。

また、昨日5歳児ひかり組の子どもたちと柿取りをしに行った際に拾ってきたトチの枝を使って星作りをすることを朝の集まり前に外遊びをしていたT先生たちに提案してみました。すると子どもたちも興味を示してくれたのでテラスに枝と輪ゴムを準備し、T先生に作り方をレクチャーしながら作って欲しいという子どもたちに大体同じ長さの枝を5本選んでもらい作業に取り掛かりました。すると、単なる5本の枝(棒)が輪ゴムで繋がれただけで星になることに驚き?喜んでくれたらしく、自分たちで思い思いの何かを作り始めました。輪ゴムでとめる時の力加減や枝の組み方など簡単そうで意外と難しいこの星作り、5歳児の子どもたちならではの制作なのかもしれません。クリスマスの頃にはたくさんの星が輝くかもしれません。

さて、松食い虫で枯れた松の木を伐採する際に邪魔になり、必要に迫られ切らざるを得なかったコナラの木。伐採されたお陰で森の中に素敵な空間と切り株と切られた丸太ができました。そこで遊ぶ子どもたちの姿はこれまで訪れたことのあるヨーロッパの保育環境と変わらず本当に素敵な環境で過ごしていることを痛感・再認識することができました。秋が深まるにつれ更に葉が落ち木漏れ日が差し込むことでしょう。そんな中で夢中になって遊ぶことができるよう、環境整備に努めなければならないことを思わされました。

個人的なことで大変恐縮ですが、今日が僕の誕生日であることを担任の先生たちに聞いたのか数人の子どもたちがプレゼントを届けにきてくれました。5歳児ひかり組のF君もその一人だったのですが、もらったプレゼントは真っ白になったあさりと思われる貝殻とミニSL乗車記念としてもらったという石炭でした。彼にとって大切な宝物であろう二つの品を手にし、嬉しい反面、何だか申し訳なく思ってしまいました。ドイツではいい子にしないとクリスマスプレゼントはツリーに吊るされている長靴に石炭が入れられるなんてことがあるようですが、僕にとってF君からもらった石炭は素敵な最高のプレゼントとなりました。

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