園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.02.02 文化の継承として

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「キリスト教主義のこども園なのにこんなことをしていいの?!」と疑問やお叱りを受けるかもしれませんが、今日こども園では、明日の立春(節分)を前に、あくまでも日本文化の継承の一つとして、一足早く子どもたちが先生たちと「豆まき」を行いました。主幹のS先生が早い時間から北園庭に出て準備していた焚き火台に火を起こし、大きな鍋で大豆を煎り、イワシの頭を焼き始めてくれていました。すると、給食室から漂ってくる香りとは違ういい匂いに子どもたちは興味津々。そして、節分のときの飾られる古くからの風習として伝わっている“やいかがし”という飾りを作るために必要な柊の枝を握りしめて焚き火台を囲む姿も見られました。ほとんどのクラスが準備を整え北園庭に集まり賑やかになった頃、丁度いいタイミングで白鳥が上空を飛んでいく姿に気づくと皆で手を振って見送っていました。しばらくして煎り終えられた大豆を分けてもらった子どもたちはクラスごと森や園庭など思い思いの場所へ移動し豆まきをしていました。そうかと思えば、先日の強風で倒れた森の木が気になった子どもたちは何を思っているのかフェンスにへばり付き、倒れた木をじ〜っと眺めていました。

給食にはイワシのつみれ汁が提供されましたが、大人(職員)には好評でしたが子どもたちの口には合わなかったようです。それにしても、改めて知ることになりましたが、イワシを焼くとこんなに匂うんだと思うくらい園庭中がイワシの香りに包まれました。

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