園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.01.15 北風と太陽

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 強風が見込まれるとして宮城県内の「東北本線」や「常磐線」の一部区間で本数を減らして運転することが昨日の段階で決まっていた通り、今日は一日中雪が混ざった冷たい風が森の木々を揺らし吹き付け寒さが身に染みる1日になりました。そんな中、登園してくる子どもたちを待っているとき、どこから飛んできたのか大きなゴミ袋が空を舞っているのが目に入りました。不規則な動きをしている袋がどこに飛んでいくのか見ていると、隣接する森のくるみの木の枝に絡まってしまいました。登って取ることもできずただ見上げることしかできませんでしたが、子どもたちを迎え入れている間に飛んで行ってしまったのでしょう、気づいた時にはなくなっていました。今日のような風であればビニール袋や発泡スチロールなど軽いものはいとも簡単に吹き飛ばされてしまい結果的に、今世界中で問題になっている環境汚染へとつながるのでしょう。そのようなことにならないためにも自分たちができることを考え実行して行かなければならないことを再認識させられました。

さて、今日のような風が吹くと昨年度までの電車通勤の苦労を思い出します。もちろん今回のように事前に知らせてもらえれば車で出勤していましたが、突然の事故や電車の不具合が生じた場合、ダイヤが乱れてもどうすることもできず、只々電車がやってくること、運転再開を願って待っていたものです。今日も大変な思いをしながら電車通勤・通学をしていることでしょう。一方、能登半島地震の被災地では断水が続き、入浴することもできず寒さや飢えを必死に耐えておられる被災者が大勢おられます。その方々のために懸命に支援や復旧活動に従事してくださっている方々を思うと言葉が見つかりません。被災地、被災者のためにもできることなら北風や雪ではなく暖かい太陽が見える日が一日でも多く訪れることを祈るものです。

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