園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.04.27 北の畑にいます!?

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5月の連休を目前にし、県内の田んぼでは代かきが終わり田植えの準備が整っていることと思いますが、こども園では、カチカチに踏み固められた畑で野菜を育てるべく、土を柔らかくするために土を掘り起す作業を買ってでました。そこで、職員室に「北の畑に行ってきます」と伝え剣先スコップを手に北の園庭の畑に向かい作業に取り掛かりました。幸いなことに昨日の雨のお陰で簡単にスコップが刺さるようになっていたので、順調に進むだろうと思っていたのですが、子どもたが外遊びに出て来た途端、何かを始めた園長に気付き「園長先生何してるの?」と言いながら近づいてきて、作業のお手伝いが始まります。一つ目は、掘り起こしたばかりの土の上を歩き始める。二つ目は抜いた草を砂場に運び田植えが始まる。三つ目は掘ろうと思うところに立ち塞がる。四つ目は、自分たちも掘りたいという衝動にかられるのか、シャベルを持ってきて作業を始める。てな訳で次々と仲間が加わり午前中でほぼ終えることができるだろうと思っていた作業に時間がかかることかかること・・・。しかし、その間、子どもたちが畑について様々なことに興味関心を持ち、「これ、チョコレートみたい」「31(Baskin-Robbins )みたい」「ニンジンください」「いつ野菜植えるの?」と話しかけてくれました。このような実体験や真似を通して子どもたちは様々なことを学んでいきます。「学ぶ」の語源は「まねぶ(真似ぶ)」と言われることもあるのですから、幼い時に興味関心をもった事物に関しては特にストップすることなく経験をさせてあげたいと思います。そんなことを思いながら作業を続けていると、どこからともなく子どもたちの声が聞こえてくるなあ?とどこから聞こえて来るのか探してみたところ、学内に散歩に出かけていた5歳児ひかり組の子どもたちが園舎を見下ろせる坂の上から「お〜い園長先生!」と叫んでいました。畑までは結構な距離があるのに声が届くこと、僕を見つけられることに驚かされました。全て掘り起こすことが出来ず残った部分は明日の宿題にしたいと思っています。神様、明日もお天気にしてください。

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