宮城学院女子大学附属認定こども園　森のこども園

暫くぶりに本格的な雨模様となった朝、大人は憂鬱な気持ちになることが多いかと思います。しかし、子どもたちにとっては雨が降らないと活躍の場がなかなかない、傘やレインコート、長靴を使うことができるので嬉しくて仕方がない様子。そんなこともあり、今朝長靴を履いて登園して来た子どもたちは迷うことなく大きな水溜りに向かって歩いて行き、水の感触を楽しんでいたようです。思えば自分も幼い頃、長靴に水が入ってしまうような水溜り探してわざと入り何とも言えない感触を味わったり、傘をお猪口のようにして雨を溜めて服がびしょ濡れになったり傘を壊したりして叱られたので、子どもたちの行動に納得させられます。そんな行動も年齢を重ねるに従いしなくなる（見られなくなる）ので、笑って見ていたいところですが、年齢を重ねると子ども心を忘れてしまうのか、理解しつつも葛藤を抱えストップしてしまうようになってしまうのでしょう。そして、改めて気づいたこと、それは、傘も長靴もレインコートも色鮮やかで素敵なものがたくさんあること、であるからこそ、雨の日が楽しみになることです。

さて、今日は今年度最初の誕生会を行い、4月生まれの子どもたちの保護者にもいらしていただきみんなでお祝いしました。本来、誕生日は一人ひとりの誕生日に合わせて祝うものですが、便宜上、多くの保育施設では月に一度、誕生会を行われています。森のこども園も同様に子どもたちの誕生日をお祝いしていますが、そのことを尊重しつつ、僕ができる範囲内でその子の誕生日に合わせて、一つ大きくなったことはもちろん、産んでくれたお母さんお父さんには、父・母になった日のことを思い出していただきながら「おめでとうございます」「ありがとうございます」をお伝えしたいと思っています。その意味からも♪Happy Birthdayを歌ってあげるようと思っています。そうそう、給食には桜の花の塩漬けが使われたケーキも提供されましたが、ほんのり香る桜の香りと甘さを引き立たせる塩味のバランスがとてもよくおいしかったです。