園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.04.11 人気が出そう

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車を降りると、いつも足取り軽く保育室へ向かう5歳児ひかり組のK君が、いつもと違い何故だか今日は足を引きずるようにゆ〜っくりと歩いているので「どうしたの?」と声をかけたのですが返事が返って来ません。そこでお母様に「今日は足取りが重いですね。どうかしましたか?」とお声がけすると、笑いながら「どうやら人生初の筋肉痛なんだと思います。昨日学内の散歩に出掛け、帰宅後お兄ちゃんと遊んだからだと思います。それでも昨日よりは良くなったんですけど・・・」という返事が返って来ました。自分がK君と同年代だったとき、毎日遊び呆けて怪我はよくしていましたが、おそらく遊び疲れて眠りにつき疲労回復したのだと思いますが、筋肉痛になった記憶など皆無。だからこそ、K君とお兄ちゃんとどんなハードなことをして遊んだのか気になってしまいました。

さて、昨日、シャロン 寮から運んできた汚れた三輪車を使ってもらえるように洗車しました。昨日のお迎えの際、未満児玄関前に三輪車が置かれていることに気づいた子どもたちはその時から興味津々だったこともあり、子どもたちは北園庭で妙なこと(洗車)を始めた園長が気になって仕方がなかったようで、保育室から出てきてすぐに「何してるの?」「遊びたい」「いいなあ!」と目を輝かせます。そこで、散歩に出かける予定がなかった、にじ組の子どもたちに試運転してもらったのですが、体に対して三輪車が少々大きかったこともあり、ほとんどの子どもたちが上手に動かす(漕いで進む)ことができませんでした。それでも、これまでとは違う遊具で遊ぶことができて嬉しそうでした。一方、そんな3歳児とは違い、朝、筋肉痛で歩き方がままならなかったK君を含めた5歳児ひかり組の子どもたちはサイズもぴったりな上、体力(脚力)もあるため、結構なスピードで走らせること、また友だちを乗せて走らせることができました。いずれにしても、どちらのクラスの子どもたちも喜んでくれましたので、もう少し台数を増やし、アスファルト(ロータリー)に交通公園のように横断歩道を描くなどして交通ルールを覚えてもらうなどできそうなことを感じました。

蛇足になりますが、大人になると三輪車に乗ることは簡単なこと(難しくないこと)だと思ってしまうかと思いますが、三輪車に乗る(進む)には目で進む方向を確認し(見て)、両手でハンドルを操作し、ペダルをこぐという高度な協応運動(身体の異なる器官や部位を同時に、適切に動かすこと)を求められる重ねなければならないため、にじ組の子どもにとっては結構難しいことで、上手に乗る(遊ぶ)ことができるようになるにはもう少し時間が必要です。

 

 

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