園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.01.26 よかった

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勝手にタクシーなどと名付けて子どもたちを乗せて保育室まで送り届けるなど、本来の使い方と違う使い方をしていた一輪車、通称ネコ。しかし、今朝は、先日の積雪の際、除雪作業のお陰でできた圧雪を利用して5歳児ひかり組の子どもたちが作った崩れかけたかまくらを修繕する子どもたちのために、ネコを使って修繕に必要になる雪を運びました。スコップや除雪道具では一度に運べる量はたかが知れたもの。しかも何度も行ったり来たりしなければなりません。しかし、一輪車を使うと一度にそれなりの量を運ぶことができるので、体力的にも楽な上、子どもたちが喜んでくれるのですから一石二鳥。しかし、このままずっとかまくらの修繕に付き合ってあげたいところでしたが、明日行われる発達科学研究所公開シンポジウムの講師として広島からいらしていただく井原忠郷先生を仙台空港までお迎えに出かけなければなりませんでした。

さて、この井原忠郷先生は西日本最初の男性保育者であり、僕が懇意にさせていただき、たくさんの影響を与えてくださっている先生であり、多くのキリスト教の保育施設でクリスマスの聖誕劇の時に使っている讃美歌を作った先生であり、幼稚園教育要領の改定にも関わるなどした先生なのです。明日そんな先生にシンポジウムでお話ししていただく前に園にいらしていただき、5歳児ひかり組で降誕劇の時に歌った讃美歌を伴奏してもらって歌うという、贅沢な時間を過ごさせていただきました。ご自分の園の子どもたちと歌うことは当たり前に行ってきたことでも、他の園で歌う経験は初めてだったとおっしゃっていました。10分〜15分程度の交流の時間でしたが、井原先生も子どもたちにとっても担任の先生にとっても貴重な時間となったことでしょう。

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