園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.03.02 ありがとうの心をこめて…おわかれ会…

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3月2日(木)

もうすぐ修了をむかえるひかり組さんを主賓に迎え、「おわかれ会」を行いました。

この「おわかれ会」に向けては、4歳児そら組さんが中心となって小さい組のお友達にも呼び掛けて、じっくりじっくり準備をすすめてきました。

さて、今日はいよいよ本番。今朝のそら組さんはみんなドキドキ…ワクワクの表情で会場の最終チェックをしていました。会場となるみんなのひろばは、昨日の夕方までにそら組さんと小さい組さん合作の飾りでいっぱいになっています。「これで準備は満タンだ~」と子どもたち。「万端」と言いたかったのでしょうけれど、「ひかり組さんに喜んでもらいたい」「ありがとうの気持ちを伝えたい」という気持ちで心が満タンなんだなぁ…と可笑しくもほっこりしてしまいました。

そら組さんはグループ毎にお役目がありました。司会、おいのり、出し物、プレゼント、放送…いろいろなお仕事がありました。どの担当も「ひかり組さんのために…」と張り切っていましたよ。

            

そら組さんの進行によって会は進んでいきました。

初めは、ひかり組さんの自己紹介。マイクを回して堂々とお名前を言ってくれました。テキパキと隣のお友達に次々マイクを回していく姿も何だかかっこいい。これぞ、最上級生…という風格です。

続いて園長先生のお話。

「ひかり組のみんな、『ロボットえんちょう』と仲良くなってくれてありがとう」とお話がありました。『ロボットえんちょう』って何でしょう…。これは、園長先生とひかり組さんの特別な関係なんですよね…。森からもらったたくさんの学び、宝物を大事にしてねと祝福の言葉をいただきました。

    

そして、小さい組のみなさんからのプレゼントや出し物でひかり組さんへの「ありがとう」の気持ちをお届けしました。

みんなの笑顔、きれいに響く歌声、ありがとうの心…ひかり組のみんなはしっかり受け取ってくれました。

      

そら組さんからのとっておきの出し物は「ひかり組さんが、ずっとこども園のことを覚えていてくれるように」と考えた「もりのこどもえんクイズ」でした。写真を見せて「ここはどこでしょう?」 後ろ姿の写真をみせて「これは誰先生でしょう?」というクイズ。

ひかり組のお友達はもちろん、他のお友達も大盛り上がりで楽しい時間となりました。

ここで楽しい時間は終了…となるはずでしたが、ひかり組さんからもお礼がしたい…ということで、修了式で歌う「きみとぼくのラララ」を披露してくれました。

ひかり組さんの歌声はいつも特別に綺麗なんです。そのことはこども園の誰もが知っています。歌詞にしっかり心をこめて、丁寧に歌っているのが伝わってきました。ひかり組さんの歌声に誰よりも感動したのは、先生たち。先生たちの涙に気付いて「どうして…」と動揺したのはそら組さんでした。「これは感動の涙だよ」「嬉しすぎる時にも涙はでるんだよ」という先生のお話をきいて「そうなのかぁ」と分かったような分からないような…。ひかり組さんは、いろいろな場面でこうした涙は経験済みですので、「よし、きょうも心が届いたぞ」と達成感を味わったことでしょう。

いよいよ「おわかれ会」の最後。ひかり組さんが退場…のはずが、退場したひかり組さんが廊下でトンネルをつくって待っていてくれました。「ありがとうトンネルだよ、どうぞ~」

にじ組、そら組は喜んでトンネルを抜けてお部屋に帰っていきました。何とも嬉しい時間でしたね。

 

集会としての「おわかれ会」は終わったはずですが、みんなのひろばに残っているそら組さんがいました。エプロンをつけて何をしているか…というと、もう一つのサプライズプレゼントの だいずパンケーキ をひかり組さんに食べてもらおうとお料理が始まっていたのです。なぜ、大豆か…というと今年そら組は畑で大豆を栽培、収穫したので、ひかり組さんにも食べてもらおうと計画したのです。そら組はすでに実食済み。今日のパンケーキはひかり組さんだけのために作りました。

       

大豆をフードプロセッサーにかけてパンケーキの生地としっかり混ぜて、先生に手伝ってもらいながらホットプレートで焼きました。これもグループ毎に担当したお仕事の一つです。

       

焼きあがったのは、ちょうどみんなのひろばが「森のレストラン」に変身する時間。

ひかり組さんだけにスペシャルデザートとしてプレゼントしました。「すごくうれしい!!」とひかり組さん。

美味しさはみんなの表情から一目瞭然ですね。

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