2024.10.24 歴史と伝統
「森のうんどう会」で使うために北園庭に運んでいた玄関前のベンチ、うんどう会当日は使わなかったものの、昨日のご飯炊きで使った後、北園庭に残されていました。それを今朝、5歳児ひかり組の子どもたちが三輪車に載せて運んでくれました。いつもならば速さを競うように走り回っているのにさすがに今日は落とすことがないようにバランスを取り運送業者よろしく慎重に運転してくれました。大人が片付けてしまえば簡単なことです。しかし、子どもたちが遊びの中で楽しそうに作業する姿こそ遊びと生活が一体となっている姿であり大切なことです。使ったものは片付ける、友だちが困っていたら助けてあげる、嫌がっていることはしないといった当たり前のことが当たり前にできる子どもたちに育ってもらえるよう関わっていきたいと思います。
さて、10月も残り1週間となりました。実りの季節を迎え11月には収穫感謝礼拝を守り、神さまからの恵みに感謝し野菜や果物を届けに出かけます。そして、あっという間にクリスマスの準備を始めるようになります。そこで、今年度のクリスマス祝会・礼拝について話し合いを初め、こども園以外にも使うことができる学内の素晴らしい施設の下見に出かけてきました。
中でも感激したのが、宮城学院の校歌を作曲し、音楽教育の基礎を築いてくださったハンセン先生のお名前を冠したハンセン記念ホールです。礼拝堂のようなステンドグラスはありませんが、パイプオルガンがあり、世界最高峰メーカーのコンサートグランドピアノがステージに鎮座し一歩足を踏み入れただけで圧倒される厳かな雰囲気に驚くばかりでした。その他にも数箇所確認してきましたが、全てのところにグランドピアノがあることにハンセン先生が宮城学院の音楽教育の基礎を築いてくださったことを感じました。そんな贅沢な環境のどこで、どのようなクリスマスを迎えるか皆で考えていきたいと思います。
「天高く馬肥ゆる秋」を象徴するかのような素敵な空。同じ雲、空は二度と見られません。