園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.11.15 成長の証

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     毎月一回実施している避難訓練、今日はテニスコートに隣接する旧学生寮から出火したことを想定し、森の遊歩道から梅の木ひろばまで避難しました。畑の野菜に水を撒いていた時に慌てて避難しなければならなくなったことが、畑に置かれたままになっていたジョウロが物語っていました。0歳児もも組の子どもたちは担任だけでなく、教頭のS先生や主幹のS先生にもおんぶされ、お散歩では歩くことがない森の中を避難しましたが、誰も泣かなかったことからも間違いなく避難していると言う感覚はなく、楽しい散歩に出かけていると思っていたことと思います。他のクラスの子どもたちも誰一人として泣くことなく避難してくれましたが足元に魅力的な葉っぱ(宝物)がたくさん落ちているため、逃げることだけでなく落ち葉拾いも加わっていたようですが、全員が無事に梅の木ひろばまで避難することができました。広場はテーブルサンゴを思わせる緑色のきれいなコケに覆われ柔らかく、そこに落ちた暖色の落ち葉がとても映えて見えました。避難を終えてクラスごと園に戻ろうとするとき、2歳児ぶどう組の子どもたちが僕が首に掛けていたカメラが気になったようで「これなあに?」と聞いてくるので「カメラだよ」と返事をしてシャッターを押し、画像を見てもらったのですが、なぜすぐにそんなことができるの?といった表情で自分が映る画像を確認していました。今日は天気にも恵まれた中での訓練でしたが、これからどんどん冬に向かっていくようになり寒さも増してきます。雨や雪、そこに加え強風の中で避難しなければならないこともないとは言えません。もしそのようなことが起きた時、どうしなければならないかしっかりイメージしておかなければならないことを思わされました。

全てのクラスが避難訓練を終え、園に戻ってから何事も無かったかのように遊び始めましたが、4歳児そら組のI君とK君がサッカーに夢中になって遊んでいましたが、ボールを蹴る時のバランスの良さに驚きました。こども園から将来プロのサッカー選手が誕生するかも・・・。

さて、春、ほぼ一斉に芽吹いた森の木々、何が関係・影響しているのか同じ種の木、しかも隣同士で生きているのに葉が落ちるのに違いがあることに気付かされています。それは子どもたちの育ちと合い通ずるように思えます。

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