園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.03.01 褻(ケ)と晴れ

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今日3/1は宮城学院の高校や宮城県内の多くの公立高校で卒業式が行われました。卒業生たちにとって、今日は「晴れの日」「晴れの舞台」だというのに朝から冷たい雨が降りました。高校生活の3分の2をコロナ禍で過ごした学生たち、この3年間、特にこの1年でどんな思い出を作って今日を迎えることができたでしょう?今日降った雨は友と別れる悲しさから流れる涙雨だけでなく、学校生活の楽しさを3分の1しか経験できなかった悔しさ、辛さ、悲しさが降らせた雨だったように思えてなりませんでした。今日、こども園のホール(森の広場)でも3月16日に修了式を迎える5歳児の子どもたちとの特別な行事「おわかれ会」が行われました。4歳児そら組の子どもたちが中心となりプログラムを進行し、体を使ったクイズ、3歳児にじ組の子どもたちと「お寺のおしょうさん」をするなど交流の時を持ちました。しかし、修了式までまだ時間があることも関係しているのでしょう、5歳児とエール交換のように子どもたちが歌う歌には心打たれるものがありましたが、まだまだ、修了式を迎える実感が湧きません。

さて、そんな特別な「晴れの日」とは違い、生き物たちにとっては今日はいつもと変わらない「褻(ケ)の日」で、こども園と隣接する森の湿地(池)にはアオサギと思われる2羽の鳥がやってきて餌を探しているのかクチバシで水中をつつきながら歩いていました。しかし、お目当ての餌がなかったのでしょう、羽を広げ飛んで行きました。どこか別なところでお腹を満たしてくれているといいのですが・・・。  ?

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