園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.06.16 気をつけて!?

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一昨日東北地方も梅雨入りし、梅雨のない北海道と8日に梅雨明けした沖縄地方を除き全ての地方で長雨の季節に突入したことになります。湿度が高くまとわりつくよう空気は感じさせるものの、梅雨入りしたとは思えないような青空が朝から覗きました。人間にとっては有り難くない梅雨ですが、生き物たちにとってはありがたいのでしょう、今日のたくさんのカラスが北園庭を我が物顔で占拠しています。悪戯か遊びでカラスが掘り起こした里芋を朝に植え直しても、午後にはまた掘り起こされてしまっているというのですから困ったものです。明日こそは掘り起こされないようにとの願いを込め、夕方、カラス避けのカラスが作られ畑に取り付けられました。果たして効果は如何に・・・。明日の朝が楽しみです。

さて、カラスだけでなく蜂たちなどの虫も活発に活動する季節になり、野外炊飯場の近くで死んだスズメバチにアリたちが群がっているのを見つけた子どもたちが恐々と見ていました。そんな子どもたちに「よく見つけたね」と言って羽を摘んで見せてあげると、それまでしゃがんでいた子どもたちが一斉に立ち上がり「園長先生、スズメバチ捕まえられるんだ」と驚いています。「死んでいるから大丈夫だけど、生きているのは絶対に触ったり追いかけたりしないでね」と話をしている時に「またカメが来た」という子どもたちに誘導され見に行ってみると草が生い茂り丸太が積み重ねられたところに1匹のカメがいるのです。よ〜く見つけたなあ感心させられます。

スズメバチだけでなくヨコズナサシガメというカメムシの一種の虫も死んでいました。以前園長をしていた園にも虫好きな子どもたちがいましたが、中でも虫博士のT君が珍しい虫を見つけたと大喜びをし捕まえたのがこのヨコズナサシガメでした。ところがこの虫、危険を感じると虫の体液を吸うための発達した口吻で刺すらしく、少々のことでは泣くことのないT君でさえも刺されて顔をしかめることになりました。そんなことにならないよう、お出かけの際は気をつけてください。