園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.05.22 毎日何かしら面白いことが・・・。

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授業の一環で子どもたちの様子を観察しに来園した保育者を目指す学生たちを案内している時のことです。野外炊飯場近くに多くの子どもたちが集まりしゃがみ込んで何かを眺めています。いつにも増して真剣で夢中になっているので何を見ているのか近づいてみると、「園長先生、あのね、カメが出て来たんだよ」と教えてくれるので子どもたちの視線の先を見てみると子どもたちの顔より大きいと言っても過言ではないカメが、つつかれたり、持ち上げられたりするので、手も足も顔も甲羅の中に引っ込めて動くことができずにいるのです。来園(見学)早々、まるで「浦島太郎」のワンシーンのような様子に学生たちも驚き釘付けとなったようで、しばらく、その場の様子を一生懸命に記録する姿が見られました。また、5歳児の男の子たちが園舎の軒に向けて空になったヨーグルト容器を投げているので「何してるの?」と聞いてみると「カマドウマ捕まえようとしてるんだけど、捕まえられないから、園長先生手伝って」というので、願いを叶えてあげるべく、近くに落ちていた枝で払い落としてあげると、飛び跳ねて逃げようとするカマドウマを追いかけて捕まえました。その姿はまるで獲物を狙っていた猛獣が餌の動物に飛びかかるかのように見えて仕方がありません。ようやく捕まえたカマドウマは蓋のない容器に大切そうに入れられ観察材料となっていましたが、その姿を学生たちが観察するという何とも面白い構図ができていました。その近くでは「これ、カメの卵の殻だよ」「もしかすると、さっきのカメが産んだのかも知れない」と言いながら鶏の卵の殻とはまるで違う白い殻を拾い集める姿やクワガタムシを捕まえ大喜びする姿が見られました。一方、今日、ご飯を炊く当番だという5歳児ひかり組の子どもたち6名が担任のH先生と栄養士のY先生に教えてもらいながら作業に取り組んでいました。このように、今日も面白いこと、夢中になることができる一日となりましたが、きっと明日も同じように面白いことが起きることでしょう。