園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2021.03.27 春は新たな世界に我らを誘う!

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こども園の周辺の木々がわずかな緑を乗せ始めました。静かな土曜日の空に梅が満開です。「さくらがまんかい!」と教えてくれた子がいましたが、青空に生えている満開の梅に小さな小鳥が“キーチク、キーチク”と可愛い声で鳴いていました。

「梅に鶯じゃないな。」と思わず笑いながらどこに鳴き声の主がいるかと見ていたら、小枝に小さな姿が見えました。写真におさめることはできませんでしたが、可愛い声にひと時の時間がうれしいです。

駐車場下の斜面には、子ども達が採ることのできなかったフキノトウが大きくなって花を咲かせていました。すると遠くで"ホケキョ”と鳴く声も聞こえました。

 

妖精が春のタクトを振って春の息吹を吹きかけているようです。大好きだった先生達とのお別れがあり、お母様達にお別れの花束もいただきました。3月も終わればいよいよ2020年度が終了します。

さあ、2021年度に向けて始動しましょう!もちろん3月31日19時までは、今年度の利用者の皆様が登園しますが、4月1日からは新たな利用者の皆様の登園が始まります。

3月31日だけで準備するわけにはいかないので、土曜日の27日から大幅に2021年度へとシフトします。進級予定の学年にネームの付け直しも始まりまりました。クラスの準備物を配置したりするので、月曜日からは次の学年に保育室を移動します。

コロナ禍であっても保育を止めない限り、次のステップを準備をしなければ新たな保育ができません。本日の土曜保育の子ども達は砂場でのんびり砂遊びです。「わたしはおやまにいる。」と言って築山に走って座って眺めていた子がいました。先生から呼ばれていても頭を振って座っていました。そんなときもあるよね、一人一人がのんびり過ごせる時間だもの。

先生達は準備の手を休めずに、次々仕事をこなしていました。温かな日差しの時で本当に良かった。コロナの感染状況は予断を許しません。この日常が遮断されることのないことを祈るばかりです。

富谷市からいただいたブルーベリーの木は大きい株には花芽がついていました。先日富谷市の方が見に来て肥料を入れてくださいました。

本園の園医の寺澤先生が、ご自宅のブルーベリーの木を寄付してくださると昨日おっしゃいました。「ブルーベリーの木は品種が違うのも植えた方が、実付きが良いから。」とのことでした。

寒くてななかなか芽が出なかったほうれん草がやっと大きくなってきました。玉ねぎも緑の芽が大分伸びて、葉が広がってきました。

「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです」 コリントの信徒の手紙12章26節

本日の職員研修に選んでもらった聖句です。今の私達が心にとめなければならない言葉でした。心に残りました。その様な自分でありたいと先生達にも話しました。

月曜日に登園される皆様は名前の移動に戸惑われるかもしれませんが、どうぞ覚えてください。これからの生活の場です。退園される皆様にはご不便をおかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。

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