園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2020.02.18 アナグマ物語:ひかり組参観コイノニア

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時折雪がちらつく寒い日です。
みんなの広場では保護者の皆様のコイノニア(懇談会)が始まっていました。
やがて担任の先生がスライドや動画で最近までの保育の説明をていました。

動画で相撲のシーンが流れると爆笑の渦です。
女子が強いというのが良く分かりました。本日の劇遊びでは絵本や童話を考えていたが、子ども達からアナグマを見つけに行った話を紙芝居にしたものはどうか、という意見が出ました。

「紙芝居の中身だけでは劇になりにくい。」と担任の先生が提案しフィクションも加わりひかり組の壮大な「アナグマ物語:二ホンアナグマ大冒険」の創作が始まり、そして素晴らしい背景を描き、小道具づくりも協力しました。

 

保護者の皆様の注目する中いよいよ物語が始まりました。
森で仲良く暮らしていたアナグマの親子、ある日お父さん、お母さんが出かけたところで嵐がやってきました。アナグマの子ども達の脚の上に折れた木の枝が落ちてきて身動き取れません。

キツネやタヌキやウサギがやって来て助けようとしましたが「アナグマ」と聞くと「クマ!」と勘違いし逃げてしまいました。リスは何とか助けようとしましたが、小さくて助けられませんでした。

悪者カラスがやって来てアナグマを簡単に助けてくれました。ところが助けたお礼に人間のゴミを引っ掻きまわしてきてと頼まれました。「そんなことはできない」と断るとカラスはアナグマの子ども達をくちばしで突っつき始めました。

  

そこへ格好良く表れたのが「ハクチョウ警察」です。悪者カラスを追い払ってくれました。逃げていた動物達も戻ってきて「アナグマ」を「クマ」と間違ったことを話しあやまりました。

  

おっとアブナイ!人間の子、ひかり組がやって来て動物達は大慌てで切り株に隠れました。
保護者の皆様も物語の展開に目が釘付けです。

やがてアナグマの親子は再会できてめでたしめでたし!
フィナーレで全員が出て歌を歌いました。

みんなの歌声はみんなの広場に響きました。並んで歌を歌っている格好も真剣でした。

担任の先生から保護者の皆様に感想を尋ねました。どんな劇になるのか子ども達からも内緒で教えてもらえなかったということで、今日は劇遊びのクオリティーの高さに驚いたという感想が涙とともに語られました。

修了式まで1か月となったひかり組は、一人一人が個性的なメンバーです。行事をみんなでやり遂げる力が出てきました…なんと素晴らしい!

 

2歳児の11月に入園した子を筆頭に、3歳児で入園した子、5歳児で転園してきた子みんなで25人の成長の軌跡の発表でした。
行事ごとに成長を見せてくれているひかり組は森のこども園の宝物です。
これからも楽しい日々でありますように。

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