園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.05.11 もしかしてだけど・・・・。

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毎朝子どもたちを迎え入れるために職員玄関やエントランス付近に立っているのですが、青い空に映える若葉に覆われた黄緑色の木々に向かってフワフワとした雪のようなものが飛んで行くので、このところやけにタンポポが綿毛を飛ばすなあ!?と思っていました。ところが、どうみてもタンポポのそれとは形も飛び方も全く違うのでとても気になっていたのですが、その正体がたんぽぽではなく、ヤナギの綿毛であることをS教頭先生に教えていただき驚きました。数ヶ月前まで勤務していた保育園の園庭にも結構な高さに育ったヤナギの木があったのですが綿毛を飛ばしていたという記憶がないのです・・・。こども園の屋根の上を飛んでいくこの綿毛は隣接する森から飛んで来るとのことでしたが、おそらくその木の大きさや本数が比較にならないということなのかと思いますが、毎日自然の不思議を感じさせてもらっています。同様に子どもたちも次々に咲く花や虫たちから季節の変化を感じて(気づいて)それを自分のものとして取り入れ楽しんでいることがわかります。今朝も職員室に5歳児ひかり組の女の子二人がピンク色のサテン生地を持って職員室にやってきて「園長先生、この布、森でお家(屋根)を作るのに使いたいのですが良いですか?」と聞きにきました。新入りの園長が即答できることではないため、ここもS教頭に判断を仰ぐと「OK」してもらえたので嬉しそうに戻っていきました。午後、森へ様子を見に行ってみると、そのピンクの布が巻き付けられた木が立てかけられていました。きっとこの木(家)の下へ入ってごっこ遊びが展開されていたことでしょう。また午睡後、おやつを食べて外へ飛び出してきた子どもたちが、昨日から北の園庭に張られているテントの中に入って(クラスの枠を越えて)楽しそうに過ごす姿や担任以外の先生たちと芝の上に寝転がり過ごす姿がとても素敵に思いました。

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