2020.06.16 ぼく、できるんだ!
入園したばかりのにじ組は、保育時間が長くなり、昨日から給食も始まりました。
個性もそれぞれ出てきましたが、困ったことがあると「ままがいい」と泣いてしまう子ども達も多いです。初めての集団、ママから離れてこれから自立の道を歩み始める子ども達ですね。
野外炊飯場で動きが止まっていた子に目が行きました。
斜面の上でじっと前を見つめていた子に「お尻で滑ると怖くないよ。」と声を掛けました。一瞬私を見てから、お尻をつけて足で用心深く滑り始めました。片足ずつ伸ばしながらズリズリ下まで滑り終わったので拍手しました。するともい一回、もう一回と何度も繰り返しました。私も手で丸を作って「3回目〇」と褒めました。
するとその様子に気が付いた他のにじ組の子ども達も、お尻で斜面を下り始めました。ズルズル…ズルズル…やがて駆け出して一気に下る子も現れました。お母様達の洗濯はズボンのお尻が大変ですね。
にじ組の子ども達の笑い声は、さっき迄泣いていた子にも届きました。すると、にこにこ笑って駆け出しました。その中で最初からチャレンジしていた子はまだ繰り返して滑っていたのです。「ぼくできるんだ」とまるで言っているかのように他の子の動きに関係なく何度も斜面を上って、上から滑っていました。今日は自分が思ったことができた日ですね。できなかったことができるようになった日ですね。
森の遊びは今日も子ども達に材料を提供してくれます。にじ組さんはたくさん落ちている山桜の実を今日も集めていました。テーブルの上には4,5歳児の作ったタルトのケーキのようなデラックスな料理が出来上がり、お皿の上には小さなお饅頭が並んでいます。
りんご組がクローバーの丘で遊んでいました。シロツメクサを摘んでいる人、クローバーの中で大の字になって横たわっていた人、手でモンシロチョウを捕まえようとしてジッと見つめていた人。
季節の楽しい遊びは、期間限定だからこそいいのですね。冬に何もない斜面だった場所に、今ではクローバーがこんなに広がって、シロツメクサの香りに包まれて遊べる幸せな場所です。
Contents
- 2025.08.08 時間よとまれ
- 2025.08.07 きれい!
- 2025.08.06 「明日が来る」ことが・・・
- 2025.08.05 いつからだろう?
- 2025.08.04 さて、どうなるやら
- 2025.08.01 新たな1ヶ月の始まり
- 2025.07.31 大賑わい
- 2025.07.30 どうして
- 2025.07.29 こんなに!?
- 2025.07.28 夏の虫たち