2025.05.30 つぼみ
3歳児にじ組の子どもたちがテラスに置かれた木製のスリッドドラムを叩き響いてくる音色がアフリカやバリ島などで響く音色を彷彿させ異国情緒を掻き立ててくれるなあと思っていました。そこで担任のS先生に「何だかアフリカに行った気分になれますね」と話したところ、「でも、A君が『あそ〜れ』というんです」と日本ならではの合いの手を入れると教てくれました。そこで「日本人のDNAに刻まれていているか、先日の青葉まつりにでも出かけて印象に残っているのかもしれませんね」と笑ったのですが、独特な音色に子どもたちは興味津々だったようです。
さて、迷惑だろうと思いながらも、スリッドドラムの素敵な音色とは正反対・対照的なチェーンソーのエンジン音(騒音)を響かせて、倒れたコナラを玉切りし、子どもたちが喜んでくれることを祈りながら椅子(腰かけ)とテーブルを作ってみました。単純に切るだけということもあり1時間もかからずにテーブル2つと椅子と腰かけを数個作り北園庭に運んだところ、嬉しいことに早速、砂を入れたカップやお皿を運んできて頭がぶつかるのでは?と思うくらい頭を寄せ合いごっこ遊びを始める様子が見られました。10年以上前だったでしょうか、ある研修会で講師の先生が、頭を寄せ合い夢中で遊んでいる子どもたちの姿を上から見ると“つぼみ”のように見えると表現していましたが、新たな椅子とテーブルに限らず、こども園では今日も森を含め至る所でつぼみができ、たくさんの花(楽しいこと)が咲いていました。なんとも嬉しいことです!