園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.11.18 「ごめんなさい」と「ありがとう」

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久しぶりに降った本格的な雨で一気に落葉が進み、森の中は色とりどりの落ち葉で彩られています。そんな森の中に松食い虫で枯れてしまった松を伐採する際、作業に支障が出るため一緒に伐採され、80㎝ほどの玉切りにされ重ね置きされたコナラがあります。そのコナラ9/5に伐採された後も丸太に残っていた水分で暑かった秋も耐えていたようで必死に枝葉を伸ばしています。そんな姿を見てしまうとこのまま枯らしてしまうのが可哀想に思えてしまい、丸太ごと地植えしてあげようかなあ?そんなことを思わされます。建築資材も国内産から海外産の安価な物へと変わっていくこと、また生活様式の変化に伴い炭や薪を使うのは限られた方々へと変わってしまい、その結果が森の荒廃へとつながってしまっていること、そして切られてしまった辛さをこの丸太が訴えているようにさえ見えてしまいました。また、雨と風の影響でしょう。授業のために講義館へ向かって歩いている途中、道の真ん中に鳥の巣が落ちていました。その見事さにどうしたらクチバシだけでよくこんなに綺麗な巣を作ることができるのだろう?そんなことを思わされました。

さて、今日は子どもたちが持ち寄ってくれた色も形も様々な野菜や果物を森の広場に飾り、中高のO先生にいらしていただき収穫感謝礼拝を守りました。聖書の箇所が創世記の天地創造だったこともあり、どのようなお話か興味を持って子どもたちと一緒にお話を聞かせていただきましたが、僕がこれまで保育園で子どもたちに伝えてきた収穫感謝礼拝の起源や食べ物に感謝するという単純なことだけではなく、争いがなくなるにはそうしたらいいか、神様が命を与えてくださり一人ひとりを愛してくださっていることに感謝するこことへ繋がっていることを教えていただきました。そうそう、13時過ぎ、5歳児ひかり組の4人の子どもたちが職員室の僕に素敵な招待状を持ってきてくれました。しかし、そこには開催日時・場所の記述がなかったため担任の先生に確認してもらってから加筆してもらいました。短いようで長く、長いようで短かかった今週一週間、来週も体調管理に努め、12月を迎えようと思います。

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