園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.09.12 「いたいた!」

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とても嬉しいことに、登降園の際、職員室で仕事をしていると「いたいた」とか「ほら、今日もいたよ」とか「園長先生にバイバイしてから帰ろう」と言って窓越しに挨拶してくれる、またはコンコンとノックしてくれる、あるいは未満児クラスの廊下側の職員室入り口から中を覗き、在室を確認する子どもたちが複数いてくれます。なぜそんな感情が湧くのか不思議な気がしますが、動物園や水族館へ出かけ自分が見たいと思っている生き物がいないとガッガリするものですが、反対に期待通り見ることができると(いると)「いたいた!」と叫んでしまいます。もしかすると僕は子どもたちにとって動物園のゴリラか水族館のペンギン、園舎の壁でも落ちることなく止まっていることができるカナヘビ、そっと近づき逃げられることなく捕まえようとするトンボといったところなのかも知れませんし、反対に怖いもの見たさのお化けのような存在なのかもしれません。もし、お化けだとしても、彼らにとって気になる存在になれていたとすれば保育者冥利につきることですし、その期待に添えるようにしたいと思っています。今日に至っては午後授業に出かけ園を留守にする時間があったのですが、園に戻ると僕のデスクに5歳児ひかり組の子どもたちから子ども歌舞伎のチケットが届いていました。どんな子ども歌舞伎か気になるところですが、明日は幼稚園実習に出かけている学生たちの巡回指導に行ってから出勤となるため午前中であれば見ることができません。もし可能なら追加公演をお願いしたいと思っています。そして、いつも登園時に声をかけてくれる子どもたちに「今日はいないね」「お休みかなあ?」と思わせてしまうかもしれません。

さて、昨日は北園庭でリレーをする子どもたちの姿が見られましたが、今日の午後は4歳児そら組の子どもたちがサッカーをして遊んでいました。そのサッカーにも満足したのでしょう、テラスに戻ってきたK君に縄跳びのグリップをマイクに見立てて「ねえ、K君歌うの上手でしょう?ちょっと歌ってみてくれない?」と声をかけたところ、登園時モジモジするK君とは思えない勢いで歌ってくれました。ただ残念だったのか、おじさんの僕には歌っている曲(歌)が何かわからなかったことです。

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